本日注目すべき【好決算】銘柄 ジェイテック、東映アニメ、信越ポリ (28日大引け後 発表分)

注目
2019年1月29日 7時01分

28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ジェイテック <2479> [JQG]  ★今期経常を79%上方修正・13期ぶり最高益更新へ

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の1億0600万円→1億9000万円に79.2%上方修正。増益率が39.5%増→2.5倍に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。人材獲得競争の激化による採用難で受注案件に対応できず、売上高は計画を10.3%も下回るものの、技術者派遣の高付加価値業務への配属による単価上昇や販管費抑制が寄与し、採算が大きく改善する。

セック <3741>   ★今期経常を14%上方修正、配当も5円増額

◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7億円→8億円に14.3%上方修正。増益率が2.2%増→16.8%増に拡大する見通しとなった。移動体通信事業者向けサービス系開発の好調継続に加え、非接触ICを含めたモバイル決済関連やロボットの研究開発案件が増加し、売上高が計画を上回ることが寄与。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の38円→43円(前期は46円)に増額修正した。

田岡化 <4113> [東証2]  ★今期経常最高益予想を13%上乗せ、配当も10円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→27億円に12.5%上方修正。増益率が14.2%増→28.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。医薬・農薬中間体や樹脂原料の出荷が想定より伸びることが寄与。効率的な生産による原価低減も上振れに貢献する。

業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→100円に増額修正した。予想PERが7.1倍→6.5倍に低下し、割安感が強まった。

東映アニメ <4816> [JQ]  ★今期経常最高益予想を24%を上乗せ、配当も24円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の123億円→153億円に24.4%上方修正。増益率が6.4%増→32.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年7月に続き、2回目。国内外で「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」をはじめとするゲーム化権販売の好調が継続し、売上高が計画を11.5%も上回ることが利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の38円→62円(前期は1→3の株式分割前で145円)に大幅増額修正した。

洋シヤタ <5936>   ★今期経常を一転46%増益に上方修正

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の8億円に急拡大して着地。昨年9月以降に多発した大型台風の影響でシャッターの修理需要が急増したことが寄与。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5億円→11億円に2.2倍上方修正。従来の33.6%減益予想から一転して46.1%増益見通しとなった。

予想PERが13.3倍→5.7倍に急低下し、割安感が強まった。

信越ポリ <7970>   ★4-12月期(3Q累計)経常が20%増益で着地

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.2%増の67.8億円に伸びて着地。半導体業界の旺盛な需要を背景に、ウエハー搬送容器の出荷数量が大きく伸びたことが寄与。導電性ポリマーなどが好調だった住環境・生活資材事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。

通期計画の80億円に対する進捗率は84.8%に達しており、業績上振れが期待される。

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