サンバイオがウリ気配、「SB623」の慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b試験で主要評価項目を達成できず
サンバイオ<4592>がウリ気配スタート。同社と大日本住友製薬<4506>は29日の取引終了後、慢性期脳梗塞を対象として米国で開発中の再生細胞医薬品「SB623」のフェーズ2b臨床試験について、主要評価項目を達成できなかったという解析結果の速報を得たと発表した。
同試験は、慢性期脳梗塞に伴う運動機能障害の患者163例を対象に、有効性および安全性を検討したもの。その結果、安全性の問題は認められなかったものの、有効性について統計学的な有意差を示さず、主要評価項目を達成できなかったとしている。
なお、結果を踏まえてサンバイオでは、慢性期外傷性脳損傷プログラムについては、第2相試験(STEMTRA試験)で良好な結果を得ているため、引き続き同開発を進めるとしている。また、その他の疾患については、開発の方法及び期間並びにこれらに必要な資金の見直しを行うとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)