味の素は急反落、海外食品事業で減損損失計上し19年3月期業績予想を下方修正
味の素<2802>は急反落で昨年来安値を更新。1月31日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆1552億円から1兆1468億円(前期比2.9%増)へ、事業利益を957億円から862億円(同9.9%減)、純利益を550億円から216億円(同64.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
海外食品セグメントで、持ち分法を適用しているプロマシドール・ホールディングス社の商標権にかかる減損損失を計上したことに加えて、調味料・加工食品(海外)で事業を展開している一部の国において競争環境が厳しさを増していることなどが響くという。また、味の素フーズ・ノースアメリカ社にかかるのれんの減損損失などを計上したことも最終利益を押し下げるとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高8464億8200万円(前年同期比1.7%増)、事業利益742億8600万円(同8.1%減)、純利益223億5100万円(同59.7%減)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)