イーエムシステムズ---3Qは計画通り順調に推移するも、前期までの減少分が影響

材料
2019年2月13日 13時47分

イーエムシステムズ<4820>は12日、2019年3月期第3四半期(2018年4~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.0%減の96.17億円、営業利益が同13.0%減の20.14億円、経常利益が同10.4%減の24.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.0%減の16.75億円となった。

調剤システム事業及びその関連事業は、薬局チェーン店へのアプローチ強化、OEM供給等による販売チャネルの強化を引き続き行い、薬局向けシステム「Recepty NEXT」及び「ぶんぎょうめいと」の拡販に注力した。課金売上は順調に増加し、サプライ販売も引き続き堅調、売上高・営業利益ともにほぼ計画通りに推移した。

医科システム事業及びその関連事業は、全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を販売代理店経由で進めた。更に、医事会計システムの「MRN クラークスタイル」、「ユニメディカル」、及び電子カルテシステムの「MRN カルテスタイル」、「オルテア」の拡販に引き続き注力した。この結果、販売チャネルの着実な拡大とともにMRNの、新規導入、他社リプレースによる顧客数、課金売上も順調に増加し、サプライ販売も堅調に推移した。

その他の事業については、薬局経営事業は調剤報酬及び薬価改定の影響を一部受けたが、売上高、営業利益ともに計画を上回った。また株式会社ラソンテは、売上高・営業利益とも計画通りに推移している。

医療介護連携事業においては、クリニック・薬局・介護サービス事業者向けに提供している「ひろがるケアネット」の利用者拡大に注力している。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前年同期比5.8%減の131.46億円、営業利益が同22.9%減の23.62億円、経常利益が同17.3%増の29.93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.7%減の20.20億円との予想を据え置いている。

2019年3月期第4四半期には、2018年11月発表のMAPsシリーズのクリニック向けシステム、MAPs for CLINICが投入される。また、介護システムとして、2019年2月1日にジャニスからの事業譲受、2019年2月28日にエムウィンソフトの子会社化により、クリニック・薬局・介護の情報連携を進めていく。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.