本日注目すべき【好決算】銘柄 オークファン、チェンジ、ベルトラ (14日大引け後 発表分)

注目
2019年2月15日 7時01分

14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

オークファン <3674> [東証M]  ★10-12月期(1Q)経常は2.7億円の黒字に浮上

◆19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常損益は2億7000万円の黒字(前年同期は1600万円の赤字)に浮上して着地。インキュベーション事業で海外大口案件の投資売却益が発生したことが寄与。昨年7月のオークション分析ツールの値上げ効果に加え、ソリューション事業で前期に発生した貸倒損失がなくなったことも黒字浮上に貢献した。

通期計画の6億円に対する進捗率は45.0%に達しており、業績上振れが期待される。

マーケットE <3135> [東証M]  ★今期経常を52%上方修正・4期ぶり最高益更新へ

◆19年6月期の連結経常利益を従来予想の1億6200万円→2億4700万円に52.5%上方修正。増益率が72.3%増→2.6倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。農機具の買取販売、通信領域のサービス、オウンドメディア運営といった好採算事業の収益が想定以上に伸びることが寄与。

アンビション <3300> [東証M]  ★今期経常最高益予想を24%上乗せ

◆19年6月期の連結経常利益を従来予想の10.8億円→13.4億円に23.7%上方修正。増益率が7.0%増→32.4%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新築投資用デザイナーズマンションや中古マンションの販売が想定より伸びることが収益を押し上げる。

チェンジ <3962>   ★10-12月期(1Q)経常は12倍増益で着地

◆19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期非連結比12倍の3.1億円に急拡大して着地。昨年11月に買収したふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの業績上積みが収益を押し上げた。併せて発表した19年9月期通期の同利益は前期非連結比2.6倍の13.2億円を見込む。

三谷セキ <5273>   ★今期経常を一転11%増益・最高益に上方修正、配当も2.5円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の67.5億円→79億円に17.0%上方修正。従来の5.1%減益予想から一転して11.1%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績と配当の上方修正は昨年11月に続き、2回目。コンクリート二次製品の販売が伸びることが寄与。採算管理の徹底や経費削減を進めることも上振れに貢献する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の21円→23.5円(前期は23.5円)に増額修正した。

レアジョブ <6096> [東証M]  ★今期経常を一転33%増益に上方修正

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の3000万円→1億2000万円に4.0倍上方修正。従来の66.7%減益予想から一転して33.3%増益見通しとなった。オンライン英会話で個人向け会員の獲得が想定より増加することが寄与。事業効率化や生産性の向上による費用抑制に加え、円高効果も利益を押し上げる。

エスユーエス <6554> [東証M]  ★10-12月期(1Q)経常は53%増益・上期計画を超過

◆19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比52.6%増の2.3億円に拡大して着地。大手製造業やIT関連の人手不足を背景に、技術者派遣の受注が拡大したことが寄与。高付加価値な業務への配属が進み、受注単価が上昇したことも収益を押し上げた。

上期計画の2億円を12.6%上回っており、業績上振れが期待される。

ハナツアーJ <6561> [東証M]  ★今期経常は2.7倍増で2期ぶり最高益更新へ

◆18年12月期の連結経常利益は前の期比61.5%減の7.2億円に落ち込んだものの、続く19年12月期は前期比2.7倍の19.4億円にV字回復し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期は相次いで発生した自然災害の影響で、訪日客向けパッケージ旅行などの需要が落ち込んだことが響いた。今期はバスのリースバックによる収益構造改革効果でバス事業の業績が急改善する。旅行需要の回復に加え、昨年7月に開業した東京大森のホテルがフル稼働することもV字回復に貢献する。

要興業 <6566> [東証2]  ★今期経常を21%上方修正、配当も1円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の8.2億円→10億円に21.3%上方修正。減益率が26.1%減→10.3%減に縮小する見通しとなった。第3四半期に収集運搬処分事業で臨時回収が好調だったことに加え、資源相場の回復でリサイクル事業の収益が伸びることが寄与。原価低減を継続することも上振れに貢献する。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の11円→12円(前期は14円)に増額修正した。

ベルトラ <7048> [東証M]  ★今期経常は71%増で4期ぶり最高益更新へ

◆18年12月期の連結経常利益は前の期比9.1倍の3.1億円で着地。続く19年12月期も前期比71.5%増の5.4億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は旅行関連企業との連携強化や商品拡充に注力し、現地体験型オプショナルツアーの販売を伸ばす。売上高は前期比20.3%増の40.5億円と大幅増収を見込む。

安永 <7271>   ★今期経常を一転19%増益に上方修正、配当も2円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→20億円に33.3%上方修正。従来の10.7%減益予想から一転して19.1%増益見通しとなった。自動車向け工作機械やエンジン部品の販売が想定より伸びることが寄与。エンジン部品事業の採算が良化することも利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→16円(前期は16円)に増額修正した。

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