国内外の注目経済指標:日本の1月貿易収支は1兆円超の赤字予想

経済
2019年2月16日 14時54分

2月18日-22日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■20日(水)午前8時50分発表予定

○(日)1月貿易収支-予想は-1兆371億円

参考となる1月上中旬の貿易収支は-1兆111億円。赤字幅は前年同期比をわずかに上回った。1月上中旬の輸出額は前年同期比-8.9%で輸出減少が赤字幅拡大の要因。1月については、輸出金額が前年同月比を下回ると予想されており、貿易赤字幅は1兆円を上回る可能性が高い。

■21日(木)午後6時発表予定

○(欧)2月マークイットユーロ圏総合PMI速報値-予想は51.0

参考となる1月改定値は12月の51.1から51.0に低下したが、速報値の50.7からは上方修正された。財とサービスの需要は低下していることが要因。2月については、域内経済の減速傾向は続いていることやサービス部門の景況感はやや悪化しているとみられており、1月改定値の51.0と同水準となる可能性があるとみられる。

■21日(木)午後10時30分発表予定

○(米)12月耐久財受注-予想は前月比+1.7%

参考となる11月実績は前月比+0.7%。輸送関連を除くと新規受注額は-0.3%。軍用機・同部品は大幅増となったが、機械、電気機器、自動車・部品などが減少。12月は軍用部門の受注額は小幅な増加にとどまる見込みだが、機械、電気機器の受注額は増える可能性があることから、受注額の伸びは11月実績を上回る可能性が高い。

■21日(木)日本時間22日午前0時発表予定

○(米)1月中古住宅販売件数-予想は500万戸

参考となる12月実績は499万戸、前月比-6.4%で市場予想を下回った。販売価格(中央値)は25.36万ドルで前年同月比+2.9%。金利上昇の影響が出始めているようだ。ただし、販売価格は上昇しており、中古住宅市況が一段と悪化する状況ではないとみられる。雇用情勢は悪化していないことから、1月の販売件数は12月並みの水準を維持する見込み。

その他の主な経済指標の発表予定

・21日(木):(独)2月マークイット総合PMI、(米)2月マークイット総合PMI、(米)2月フィラデルフィア連銀景況調査

・22日(金):(日)1月全国消費者物価指数、(独)10-12月期国内総生産

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.