【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、朝安も下値抵抗力発揮しプラス圏着地 (2月19日)

市況
2019年2月19日 16時23分

日経平均株価

始値  21256.58

高値  21344.17(13:54)

安値  21217.16(09:12)

大引け 21302.65(前日比 +20.80 、 +0.10% )

売買高  10億6605万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆8570億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅続伸、売り優勢スタートも下値抵抗力発揮しプラス圏着地

2.前日の米国株が休場で手掛かり材料難のなか、利益確定売りをこなす展開

3.黒田日銀総裁が追加緩和の可能性に言及、円安に振れたが影響は限定的に

4.業種別では高いセクターが多く、そのなか鉱業や石油株への買いが目立つ

5.市場参加者不足で全体売買代金は低調、約3週間ぶりに2兆円大台下回る

■東京市場概況

前日の米国市場は、プレジデントデーの祝日で休場。

東京市場では、前日の米国株市場が休場だったことで手掛かり材料に欠けるなか、日経平均株価は前日終値近辺で強弱感が対立、結局続伸して引けた。

19日の東京市場は、やや売り優勢でスタートしたものの、下値抵抗力を発揮し、日経平均は前日終値を挟んで売り買いを交錯させる方向感の定まらない展開となった。日経平均は前日に大幅高に買われた反動もあって上値を積極的に買う動きこそ見られなかったが、利益確定を急ぐ動きも限定的だった。後場に入ると、日銀の黒田総裁が衆院財務金融委員会で追加緩和の可能性に言及したことから、為替が円安に振れる場面があったが、全般株式市場への影響は限られた。業種別では高いセクターが多く、鉱業や石油株などへの買いが目立った。前日の米株市場が休場だったこともあり、市場参加者は少なく東証1部の売買代金は1兆8000億円台と1月28日以来、約3週間ぶりに2兆円大台を下回った。

個別では、ソニー<6758>、村田製作所<6981>が堅調、JR東日本<9020>も買い優勢。トヨタ自動車<7203>もしっかり。ピー・シー・エー<9629>が一時ストップ高に買われ、アイ・エス・ビー<9702>も大幅高に買われた。レオパレス21<8848>も7日ぶりに反発に転じた。新川<6274>が値を飛ばし、マネックスグループ<8698>は活況高となった。バリューコマース<2491>、生化学工業<4548>も高い。

半面、ソフトバンクグループ<9984>は売買代金で断トツだったが、株価水準は大きく切り下げた。任天堂<7974>も軟調な値動きで、ZOZO<3092>も売りに押された。日本電産<6594>も冴えない。デサント<8114>が大幅安、シャープ<6753>も利食われた。NISSHA<7915>は下値模索が続き、第一精工<6640>、新明和工業<7224>なども安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、NTTデータ <9613> 、セコム <9735> 、ユニファミマ <8028> 、キッコマン <2801> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約26円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、安川電 <6506> 、ファナック <6954> 。押し下げ効果は約56円。うち38円はSBG1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)陸運業、(4)電気・ガス業、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)ゴム製品、(3)鉄鋼、(4)その他製品、(5)金属製品。

■個別材料株

△LIFULL <2120>

日本新華僑通信社と国際不動産投資分野で業務提携。

△アンビション <3300> [東証M]

あどばる社と資本・業務提携へ。

△チームスピリット <4397> [東証M]

働き方改革プラットフォームが菱地所 <8802> に採用される。

△生化学 <4548>

変形性膝関節症を対象とする検証的試験で良好な結果。

△JMC <5704> [東証M]

「HEARTROID」販路拡大目指しカワニシと業務提携。

△レントラクス <6045> [東証M]

1月売上高が前年同月比4割を超える伸び。

△日本MDM <7600>

自社製造の人工膝関節新製品を米国で販売開始。

△幸和製 <7807> [JQ]

パムック及びあっぷるを買収へ。

△日本テレホン <9425> [JQ]

「ドコモが中古品もSIMロック解除」との報道。

△PCA <9629>

今期経常を45%上方修正。

▼UUUM <3990> [東証M]

本社移転発表で移転費用などによる業績への影響を警戒。

▼サンドラッグ <9989>

みずほ証券が投資判断を「中立」に格下げ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)PCA <9629> 、(2)レオパレス <8848> 、(3)アイエスビー <9702> 、(4)ラサ工業 <4022> 、(5)アドソル日進 <3837> 、(6)新川 <6274> 、(7)ハウスドゥ <3457> 、(8)ソフトブレン <4779> 、(9)ワイヤレスG <9419> 、(10)ダブスタ <3925>

値下がり率上位10傑は(1)富士PS <1848> 、(2)ミルボン <4919> 、(3)デサント <8114> 、(4)DNC <4246> 、(5)モバファク <3912> 、(6)ワールドHD <2429> 、(7)JMS <7702> 、(8)シャープ <6753> 、(9)アネスト岩田 <6381> 、(10)ロランドDG <6789>

【大引け】

日経平均は前日比20.80円(0.10%)高の2万1302.65円。TOPIXは前日比4.56(0.28%)高の1606.52。出来高は概算で10億6605万株。東証1部の値上がり銘柄数は1049、値下がり銘柄数は976となった。日経ジャスダック平均は3431.14円(9.19円高)。

[2019年2月19日]

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