明日の株式相場見通し=戻り売りへの警戒感から手控え、極端な薄商いで方向感出ず
あす(20日)の東京株式市場は、手掛かり材料難のなかで売り買いともに手控え姿勢が一段と強まりそうだ。日経平均は、心理的なフシ目とされる2万1500円に接近してきたこともあり、戻り売りへの警戒感から買い上がる勢いが後退しているようだ。
市場関係者からは「現地18日の米株式市場の休場で、外国人投資家の参加が限定的となり、きょうの東証1部の売買代金は1兆8570億円と極端に低下した。こうしたなかで、鉱業、石油・石炭、陸運、不動産、建設といった、これまで物色対象として存在感の薄かった内需系の銘柄に買いの矛先が向いているようだ」との見方が出ていた。
19日の東京株式市場は、前日の米国株市場が休場だったことで手掛かり材料に欠けるなか、日経平均株価は前日終値近辺で強弱感が対立し、結局続伸して引けた。日経平均株価終値は、前日比20円80銭高の2万1302円65銭と小幅続伸した。
日程面では、1月の貿易統計、1月の訪日外国人客数、1月のコンビニエンスストア売上高に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月29・30日開催分)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)