IPO企業 ~社長の横顔~ ピアラ

材料
2019年2月21日 8時14分

ピアラは<7044>は、ビューティー&ヘルス(化粧品や健康食品)及び食品領域の通販分野に特化したマーケティング企業。クライアントの新規顧客獲得や売上増に応じて成功報酬を受け取る収益モデルで、大手広告代理店のマーケティング・フィー・ビジネスとは一線を画している。2004年に起業して以来、飛鳥貴雄(あすか たかお)社長は、広告・マーケティングとコンサルティングで、クライアントの抱える問題と真摯に向き合い、Win‐Winの解決をすることで、ともに成長してきた。経営が軌道に乗ったと思った矢先、大手広告代理店にクライアントを奪われた。

「そのときに徹底的に考えました。私たちの強みは何か。ブランドと信頼性では大手にかなわない。フィー・ビジネスではなく、クライアントの売上を確実に上げる成果報酬のビジネスモデルで私たちは勝負しようと。」

飛鳥社長は、トリンプのマーケティング出身。元々独立志向はあった。女性向けのアパレルで起業してみたかったと言う。実際、2016年までグループ内に、アパレルブランドを持っていた。しかし、経営は安定せず、結局、事業売却という形で夢にピリオドを打った。

「美と健康に関する悩みというのは、最も普遍的で不変だと思います」と語る飛鳥社長は、化粧品や健康食品の通販分野に特化した成功報酬型のビジネスへの転換を決意した。広告マーケティングやコンサルティングで、データやノウハウの蓄積はすでにあった。時代はデジタル革命の真只中、データをAIに学習させることで、クライアントに最適なマーケティングの実施を可能にした。

アジア地域の経済発展とEC市場の拡大を視野に入れながらも、飛鳥社長は日本発の通販業のアナログな一面にも注目する。「おもてなしと言いますが、AIが発展すればするほど、人と人との関係が重要になってきます。既存客からも新たな注文をとってくる、サザエさんに出てくる『三河屋さん』になりたいんですよ」と語る飛鳥社長の目は輝いていた。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.