話題株ピックアップ【夕刊】(3):アウン、パートナーA、リネットJ
■アウンコンサルティング <2459> 298円 +50 円 (+20.2%) 本日終値
アウンコンサルティング <2459> [東証2]が続急騰。21日、米オプティマイザーが開発するグローバルPPC(リスティング広告)運用最適化ツール「OPTMYZR」のサービスを日本国内で独占販売すると発表しており、これを好感する買いが向かった。「OPTMYZR」は広告運用ツールの機能を熟知した開発者による自動最適化ツールで、広告運用担当者の工数削減やコスト最適化を支援するサービス。OPTMYZRの機能と同社の知見を融合し、よりハイクオリティで戦略的なWeb広告プロモーションを提供するという。
■パートナーエージェント <6181> 373円 +19 円 (+5.4%) 本日終値
パートナーエージェント<6181>が後場急上昇。午後0時30分ごろ、エン・ジャパン<4849>子会社のエン婚活エージェントの第三者割当増資を引き受け、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。エン婚活エージェントは、16年5月にパートナーAのシステムや一部サービスを活用し、来店不要の新しいオンライン完結型の婚活支援サービス「エン婚活エージェント」を立ち上げ、出会いと成婚をサポートしてきた。パートナーAでは、オンライン型の婚活領域はさらなる成長が見込め、第2の成長軸として注力していることから、エン婚活エージェントとの連結を強化することにしたという。なお、第三者割当では、パートナーAはエン婚活エージェントが4月1日付で発行する5000株を1億6650万円で取得し、出資比率は33.3%となる予定。また、同件が20年3月期以降の業績に与える影響は現在精査中としている。
■リネットJ <3556> 1,731円 +86 円 (+5.2%) 本日終値
リネットジャパングループ<3556>が4日続伸で上場来高値を更新。この日正午ごろ、傘下のリネットジャパンが三重県松阪市と協定を締結し、3月1日から自治体公認の宅配便を活用した使用済パソコン・小型家電の回収を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。松阪市との協定締結は全国で184例目、三重県内では3例目の連携になり、これにより松阪市民は、宅配便回収を優遇料金(通常1500円の回収料金が回収品にパソコンを含むと無料)で利用できるようになるという。
■ベネフィットジャパン <3934> 875円 +32 円 (+3.8%) 本日終値
ベネフィットジャパン <3934> が高い。21日大引け後、株主優待制度を導入すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード500円分、「ONLYROBO ロボホン プレミアム」の購入に利用できる割引クーポン(3万6000円相当)、モバイルWiFi通信サービス「ONLY Mobile Speedyプラン(レンタル)」の月額割引クーポン(1万5600円相当)、天然水宅配サービス「日本のおいしい天然水」の購入割引クーポン(9600円相当)の4点を贈呈する。優待制度は19年3月末時点の対象株主から開始するとしている。
■日本甜菜製糖 <2108> 1,886円 +65 円 (+3.6%) 本日終値
日本甜菜製糖 <2108> が大幅高。21日大引け後、19年3月期の期末一括配当を50円→80円(前期は50円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。従来計画の普通配当50円に、創立100周年記念配当30円を上積みする。前日終値ベースの期末配当利回りは4.39%に上昇しており、配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取り狙いなどの買いが向かった。
■壽屋 <7809> 1,420円 +48 円 (+3.5%) 本日終値
寿屋<7809>が反発。21日の取引終了後、筆頭株主で同社社長の清水一行氏がが株式を保有する資産管理会社いっこう社が、壽屋株式24万1600株(議決権保有割合8.79%)を21日付で買い付けたと発表。安定株主として長期保有することを目的としていることから、これを好材料視した買いが入った。
■オウケイウェイヴ <3808> 1,870円 +45 円 (+2.5%) 本日終値
オウケイウェイヴ<3808>は反発。同社は21日、JR東日本<9020>グループのJR東日本ネットステーション(JRNets)が運営するインターネット予約サイト「えきねっと」へ人工知能(AI)を活用したチャットボットを提供すると発表しており、これが好材料視された。JRNetsでは「えきねっと」利用者への案内を充実・強化を図っており、その一環として利用者向け案内FAQとして、オウケイウェイヴ製チャットボット機能(OKBIZ.for Chat&Bot)を導入するという。「えきねっと」の一部画面にチャットボットによるサポートを案内するアイコンを表示。チャットボットでは、文章などで利用者の質問を受け付け、FAQの回答データベースから自動検索し、質問内容に対応する回答文を表示する。
■ナカバヤシ <7987> 559円 +9 円 (+1.6%) 本日終値
21日、ナカバヤシ <7987> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.34%にあたる35万株(金額で1億9250万円)を上限に、2月22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■古河電池 <6937> 746円 +12 円 (+1.6%) 本日終値
古河電池<6937>がしっかり。同社はこの日、2月22日午前に小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功した探査機「はやぶさ2」に同社製のリチウムイオン電池が搭載されていると発表しており、これが好材料視された。「はやぶさ2」への同社製リチウムイオン電池搭載は、前身の「はやぶさ」に続くもので、金星探査機「あかつき」用の電池開発で改善した寿命性能を受け継いでいるのが特徴。「はやぶさ2」では、打ち上げ時と地球スウィングバイの際、探査機に電力を供給したほか、「はやぶさ2」が地球の影を通過した約20分間、探査機の唯一の電源として「はやぶさ2」を支えたという。さらに、20年の帰還まで、「はやぶさ2」の太陽電池が使用できなくなった際に、姿勢を回復するための電力を供給する役割を担うとしている。
■ラクーンHD <3031> 671円 +10 円 (+1.5%) 本日終値
ラクーンホールディングス<3031>が反発。午前11時ごろ、子会社ラクーンフィナンシャルが、起業家支援のサムライインキュベート(東京都品川区)とパートナー連携を開始したと発表しており、これが好感された。サムライインキュベートは、創業期であるプレシードからシードに特化したハンズオン型のベンチャーキャピタル。今回の連携によりラクーンフィナンシャルは、サムライインキュベートの投資先に対して、BtoB後払い決済サービス「Paidペイド」及びネット完結型の売掛保証「URIHO(ウリホ)」を提供。決済代行によって、これまで請求業務にさかれていた時間が営業活動に使えるようになることや、与信リスクを負わずに新規開拓ができることが、成長期のスタートアップ企業を支援するとしている。
●ストップ高銘柄
イノベーション <3970> 873円 +150 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> 3,325円 +503 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース