話題株ピックアップ【夕刊】(3):GMOペパボ、スキヤキ、リプロセル

注目
2019年3月1日 15時20分

■GMOペパボ <3633>  6,230円  +440 円 (+7.6%)  本日終値

GMOペパボ<3633>が大幅反発。2月28日の取引終了後、クラウド会計ソフト「freee」を手掛けるfreee(東京都品川区)と業務提携することで基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携は、個人のライフスタイルに合わせた多様な働き方への支援を行うのが狙い。提携により、フリーランス向けファクタリングサービスを運営する子会社GMOクリエイターズネットワークが運営する「FREENANCE」と「会計freee」のAPI連携を4月をメドに開始し、「会計freee」を利用して作成した請求書から簡単に「FREENANCE 即日払い」の申し込みが行えるようにするという。これにより、ファクタリングの利用にかかる手続きの手間を省くことで、入金までに時間のかかる仕事を受注した場合など、フリーランスの人が抱えやすい資金繰りの課題を解決するという。

■土屋ホールディングス <1840>  173円  +12 円 (+7.5%)  本日終値

土屋ホールディングス<1840>が急伸。同社はきょう、住宅用太陽光発電システムの定額利用サービス「ソーラーエネカリ」で、東京電力ホールディングス<9501>グループのTEPCOホームテックと協業すると発表。「ソーラーエネカリ」は、TEPCOホームテックが提供するサービスで、太陽光で発電した電気の自家消費を通して電気料金の削減を実現し、その電気料金削減相当分を用いて太陽光発電システムの利用料を支払う仕組み。余った電力は固定価格買い取り制度などにより売電でき、売電収入を得ることもできる。

■小林産業 <8077>  312円  +17 円 (+5.8%)  本日終値

2月28日、小林産業 <8077> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.9%にあたる50万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月1日から10月31日まで。

■SKIYAKI <3995>  637円  +34 円 (+5.6%)  本日終値

SKIYAKI<3995>が急反発。同社は音楽アーティストなどのファンクラブサイト運営やグッズ販売などを行っているが、28日取引終了後、国内初となる人工知能(AI)を活用したファンマーケティングサービスの企画・開発でテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(東京都新宿区)と業務提携することで合意したと発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■アプリックス <3727>  201円  +10 円 (+5.2%)  本日終値

アプリックス<3727>が急反発。2月28日の取引終了後、同社のフローセンサーが世界的なキッチンメーカーであるフランケ・キッチン・システムズの蛇口一体型小型浄水器に搭載されたと発表しており、これを好感した買いが入った。アプリックス製品が搭載されたフランケ社の「Franke Vital Capsule System」は、活性炭と有害なバクテリアやウィルスを除去するハイテク膜を組み合わせた世界最小の浄水フィルターで、蛇口と一体化して設置することができるのが特徴。今回、アプリックスが開発したフロータイマーは蛇口部分に内蔵されており、カプセルフィルターの交換時期が近づくとLEDの色が変化してユーザーに通知。ユーザーは、フィルター交換時期を知ることにより、最適なタイミングでフィルターを交換することができるようになっている。

■リプロセル <4978>  258円  +11 円 (+4.5%)  本日終値

リプロセル<4978>が大幅高。同社はiPS細胞の研究試薬を手掛けるバイオベンチャーでゲノム編集技術にも展開する。28日取引終了後、米がん研究施設Fox Chase Cancer Center(FCCC)との合弁会社へ出資することを発表。合弁会社では世界各地に生体飼料バンクを拡大する予定で、まずインドに子会社を開設する。これを材料視した投資資金が寄り付きから攻勢をかける展開となった。

■シリコンスタジオ <3907>  1,454円  +60 円 (+4.3%)  本日終値

シリコンスタジオ<3907>が大幅反発。2月28日の取引終了後、グループ会社イリンクスとともに、スクウェア・エニックス(東京都新宿区)のゲームソフト「LEFT ALIVE」を開発したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「LEFT ALIVE」は、2月28日にプレイステーション4版、3月6日にパソコン版が発売されるサバイバルアクションゲーム。シリコンスタジオのゲームエンジン「OROCHI4(オロチ4)」及びリアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi(ミズチ)」が採用され、同作のテーマである荒廃した世界観にマッチした美しいグラフィックスの描画が実現されているのが特徴としている。

■博展 <2173>  1,508円  +50 円 (+3.4%)  本日終値

2月28日、博展 <2173> [JQG]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■アステリア <3853>  833円  +27 円 (+3.4%)  本日終値

アステリア<3853>が大幅高。同社はきょう、自社提供しているモバイル端末向けコンテンツ管理システム「Handbook」が、神奈川トヨタ自動車(横浜市)に採用されたことを明らかにした。「Handbook」は、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、タブレットやスマートフォンなどで持ち運べ、指先めくりで表示できるソフトウェア。18年12月末現在で、1483件の企業や公共機関で採用されている。

■オウケイウェイヴ <3808>  1,951円  +61 円 (+3.2%)  本日終値

オウケイウェイヴ<3808>が反発。2月28日の取引終了後、仮想通貨c0ban(コバン)を活用したさまざまなサービスを提供するLastRoots(東京都中央区)の発行済み株数の34.15%を取得し、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。両社は今年1月に業務提携を発表し、OKが進める「感謝経済」プラットフォームならびにサイト内トークンである「OK-チップ」の拡大を図っていたが、パートナーシップをより強固にし、サービス連携を加速するために、持ち分法適用関連会社化するとしている。なおOKでは、LastRootsへの追加出資を進め、子会社化する方針で協議を進めているとしている。

●ストップ高銘柄

ミサワホーム中国 <1728>  310円  +80 円 (+34.8%) ストップ高   本日終値

プロパティデータバンク <4389>  3,230円  +504 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

Fインタ <7050>  3,330円  +500 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

エムティジェネックス <9820>  11,100円  +1,500 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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