明日の株式相場見通し=投資マインド改善で買い優勢、押し幅の半値戻し達成で先高期待

市況
2019年3月4日 17時21分

あす(5日)の東京株式市場は、米中貿易交渉進展期待や外国為替市場での円安・ドル高進行を手掛かりに、引き続き買い優勢の推移となりそうだ。株価チャート面でも、先高期待を示す状態となっており、投資家マインドは改善をみせている。

市場関係者からは「きょう日経平均が大幅続伸したことで、昨年10月2日の昨年来高値(2万4448円07銭)から12月26日の昨年来安値(1万8948円58銭)までの下落幅の半値戻しに相当する2万1700円水準を回復してきた。また、25日・75日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)も目前となり、先高期待感が高まっている。中国関連とされる半導体などの電子部品や機械セクターの銘柄に買いが目立っている。ただ、自動車や銀行などのセクターは手控え姿勢のままで、これが売買代金の盛り上がりを妨げているようだ」との見方が出ていた。

日程面では、土木・建築工事の施工管理および建築設計業務を中心とした総合建設業の日本国土開発<1887>が東証1部市場に新規上場する。

このほかに、海外では中国の全国人民代表大会(全人代)開幕、米2月のISM非製造業景況指数、米1月の財政収支、米12月の新築一戸建て住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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