話題株ピックアップ【夕刊】(2):システム情報、カルナバイオ、メドピア

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2019年3月14日 15時16分

■システム情報 <3677>  1,793円  +300 円 (+20.1%) ストップ高   本日終値

システム情報 <3677> [東証2]がストップ高。13日大引け後、東証が同社を20日付で市場1部に指定すると発表。これを受けて、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。また同日、19年9月期の連結経常利益を従来予想の10.5億円→12.5億円に19.0%上方修正。増益率が6.1%増→26.3%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことも好感された。大手企業向けシステム構築・更改案件の増加や官公庁関連の大型案件の継続などで、売上高が計画を13.5%も上回ることが寄与。プロジェクト管理の徹底や販管費の抑制も上振れに貢献する。業績好調に伴い、未定だった今期の年間配当は前期比8円増の26円を実施する方針とした。併せて、株主優待制度に長期保有特典を追加し、1年以上継続保有する株主に贈呈するクオカードの金額を増やすことを明らかにしている。

■クワザワ <8104>  481円  +71 円 (+17.3%) 一時ストップ高   本日終値

13日、東証がクワザワ <8104> [東証2]を20日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■カルナバイオサイエンス <4572>  1,300円  +186 円 (+16.7%) 一時ストップ高   本日終値

カルナバイオサイエンス<4572>が4連騰で一気に底値圏離脱の動きを強めている。同社は治療効果が高く副作用に乏しいキナーゼ阻害剤に特化した創薬を行う研究開発型のバイオベンチャーで、タンパク質解析の受託試験など創薬初期の支援ビジネスが収益基盤を支えている。13日取引終了後、中国で新規関節リウマチ治療薬候補「BTK阻害薬」にかかわる特許査定を取得したことを発表、これを材料視する買いが集中する格好となった。

■アストマックス <7162>  288円  +29 円 (+11.2%)  本日終値

アストマックス <7162> [JQ]が急反騰。13日大引け後、連結子会社アストマックス投信投資顧問(ASTAM社)の一部株式をヤフー <4689> に売却することに伴い、特別利益が発生すると発表したことが買い材料視された。同社とヤフーは16年8月に資本業務提携し、ASTAM社の株式を2段階に分けてヤフーに譲渡することで合意しており、今回の売却はこの第2段階に相当するもの。ASTAM社の1万1878株(発行済株式総数の16.7%)を4月1日付でヤフーに売却する。これに伴い、20年3月期に特別利益約9.2億円が発生する見込みとなった。なお、20年3月期からASTAM社は同社の連結子会社から外れ、持分法適用会社となる。

■ワイヤレスゲート <9419>  439円  +40 円 (+10.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

ワイヤレスゲート <9419> が急反騰。13日大引け後、テラ(非上場)とチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズと協力し、個人向けモバイルセキュリティアプリケーション「ZoneAlarm Japan edition」を日本国内で販売を開始すると発表しており、これを好感する買いが向かった。チェック・ポイントはイスラエルのサイバーセキュリティソリューション専門メーカーで、世界各国の政府機関や企業などに製品を提供している。モバイル端末のセキュリティリスクが顕在化するなか、チェック・ポイントのモバイルセキュリティソリューションをベースとし、未知のマルウェアに対する世界最高レベルの検知性能を持つアプリの販売を始める。月額料金は432円。全国のヨドバシカメラで14日から先行販売するという。

■メドピア <6095>  2,193円  +185 円 (+9.2%)  本日終値

メドピア<6095>が大幅に4日続伸。同社はきょう、子会社のMediplatが手掛けている医療相談プラットフォームサービス「first call」を、4月1日から大和証券グループ健康保険組合の加入者約2万8000人に提供すると発表。同社は「first call」の法人獲得に注力しており、同健保への提供はその一環。また、子会社のフィッツプラスが展開している特定保健指導事業や、パーソナルダイエットサービス「DietPlus」の収益基盤の強化にも取り組んでいる。

■日本一ソフトウェア <3851>  1,967円  +149 円 (+8.2%)  本日終値

日本一ソフトウェア<3851>が4日続伸。同社は13日、iOS及びAndroid向けアプリ「魔界戦記ディスガイア RPG」の配信開始日が3月19日に決まったと発表。このアプリは、同社とフォワードワークス(東京都港区)が共同開発したタイトルで、「魔界戦記ディスガイア」シリーズの主人公やヒロインが一堂に会し、最強魔王を目指すオリジナルストリーが展開されるゲーム。なお、2月25日には事前登録者数が30万人を突破したことを明らかにしている。

■明豊エンタープライズ <8927>  276円  +19 円 (+7.4%)  本日終値

明豊エンタープライズ<8927>が後場一段高。同社は13日取引終了後に、東京都板橋区にある賃貸アパート「ミハス成増」を譲渡したと発表。これによる業績への寄与などが期待されているようだ。なお、譲渡先や売却価格については非公表としている。

■GAテクノ <3491>  2,857円  +141 円 (+5.2%)  本日終値

GA technologies <3491> [東証M]が続急伸。13日大引け後、19年10月期の連結売上高を従来予想の326億円→366億円に12.1%上方修正したことが買い材料視された。知名度向上によりAIを活用した中古不動産流通ポータルサービス「Renosy(リノシー)」の新規会員数と成約数が増加することが上振れの要因。なお、さらなる知名度の向上のための広告宣伝費用やRenosy事業拡大のための人件費の先行投資を行うとし、各利益予想は据え置いた。併せて、IBMが提供するブロックチェーンサービスを自社不動産デジタルプラットフォームに導入することを明らかにした。オンライン上で入居申込から審査、賃貸契約が可能になるという。

■セキュアヴェイル <3042>  885円  +39 円 (+4.6%)  本日終値

セキュアヴェイル<3042>が急反発。同社は13日、北陸電力<9505>グループの北陸通信ネットワーク(HTNet)と、自社のネットワークセキュリティー運用サービス「NetStare(ネットステア)」について販売提携したと発表。「NetStare」は、顧客が常に安全かつ安定してシステムを利用するために必要となるセキュリティー対策とシステム運用を統合したサービスで、24時間365日体制で提供している。

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