前週末22日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年3月25日 5時20分

■エーザイ <4523>  7,565円 (-1,500円、-16.6%) ストップ安

東証1部の下落率トップ。エーザイ <4523> がストップ安。21日、米バイオジェンと開発中のアルツハイマー病型認知症の治療薬候補「アデュカヌマブ」の有効性、安全性を評価する臨床第3相国際共同試験を中止することを決定したと発表しており、失望売りが殺到した。今回の中止決定は、独立データモニタリングコミッティが主要評価項目達成の可能性が低いと判断したことに基づくものであり、安全性に関する問題によるものではないという。また、今回の決定に伴い、EVOLVE試験(臨床第2相安全性試験)、およびPRIME試験(臨床第Ⅰb相試験)の長期継続投与試験についても中止することを明らかにしている。

■ミツバ <7280>  670円 (-17円、-2.5%)

ミツバ <7280> が5日ぶりに反落。20日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は3360億円から3320億円(前期比14.3%減)へ見直したほか、営業利益は120億円から100億円(同47.7%減)へ、最終損益は30億円の赤字から72億円の赤字(前期65億2800万円の赤字)へ修正した。米国が中国製品にかけた追加関税によるコスト増の影響などで営業利益が減少した。また、独占禁止法や各国競争法違反の疑いに関し、米国集団民事訴訟一部原告団との和解合意とカナダ集団民事訴訟原告団との包括和解金を計上した。更に、繰延税金資産の回収可能性を検討し、回収が見込めない部分の取り崩しを行う見込みだ。

■イオンファンタジー <4343>  2,796円 (-39円、-1.4%)

イオンファンタジー <4343> が反落。20日の取引終了後、集計中の19年2月期連結業績について、売上高が777億円から742億5000万円(前の期比2.9%増)へ、営業利益が66億円から46億5000万円(同22.1%減)へ、純利益が33億円から18億5000万円(同38.0%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。第3四半期までの期間で、国内事業や中国事業が大幅な減益となったことが要因としている。第4四半期に国内事業でメダルゲーム機の新規導入やプライズ部門での人気YouTuberとのコラボ景品の展開を図ったほか、中国事業では単価の回復やインドアプレイグラウンドの活性化などに取り組み、第4四半期の計画数値は確保したが、第3四半期までのマイナスをカバーするまでには至らなかったとしている。

※22日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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