NY株式:NYダウ140ドル高、米中交渉や英国議会の動向を注視

市況
2019年3月27日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は140.90ドル高の25657.73、ナスダックは53.98ポイント高の7691.52で取引を終了した。長期金利の低下が一服したほか、原油相場の上昇が好感され買いが先行。その後は、2月住宅着工・建設許可件数や3月消費者信頼感指数が予想を下振れたほか、米中交渉やEU離脱を巡る英議会の動向を注視したいとの思惑から上げ幅を縮小した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービスが下落した。

家庭用品小売のベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は、複数のファンドが合同で取締役全員の交代を目指して活動すると報じられ、20%を超す急騰。原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。半導体のエヌビディア(NVDA)は、一部アナリストの買い推奨を受けて買われた。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は、米国際貿易委員会(ITC)の判事が半導体クアルコム(QCOM)への特許侵害1件を認め、iPhoneの一部機種について輸入禁止を勧告し下落した。

決算発表を控えるKBホーム(KBH)やレナー(LEN)などの住宅建設関連銘柄は、10年債利回りが低下したこともあり、先行きに楽観的な見通しが広がっている。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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