東京株式(前引け)=続急伸、リスク選好で全体の9割の銘柄が上昇
1日前引けの日経平均株価は前営業日比473円63銭高の2万1679円44銭と続急伸。前場の東証1部の売買高概算は7億2804万株、売買代金概算は1兆2052億3000万円。値上がり銘柄数は1951、対して値下がり銘柄数は160、変わらずは28銘柄だった。
きょう前場の東京市場は前週末の米株市場で主要指数が大幅続伸したことを受け、リスクオンの流れが継続した。日経平均株価は大幅高で始まったあと、その後も次第高の展開となり、前場はほぼ高値引けで470円強の上昇をみせた。米中貿易協議の進展期待に加え、中国の景気減速懸念も中国国家統計局が31日に発表した3月製造業PMIなど、直近の経済指標などから警戒感が後退していることも支援材料となっている。朝方発表の日銀短観は内容の悪化は織り込み済みで全体相場に与える影響は軽微だった。東証1部全体の90%を超える銘柄が高い。
個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が堅調、前週末ストップ高の第一三共<4568>は大幅続伸。ファーストリテイリング<9983>が大きく買われ、トヨタ自動車<7203>、安川電機<6506>も高い。サノヤスホールディングス<7022>、アクセル<6730>がストップ高に買われ、ERIホールディングス<6083>も値を飛ばした。ルネサスエレクトロニクス<6723>も大幅高。半面、ZOZO<3092>が軟調、楽天<4755>も売りに押された。住石ホールディングス<1514>が利食われ、ディー・エル・イー<3686>も軟調。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)