仮想通貨ビットコインの取引数が4億回超に BTC価格上昇が取引数増加に拍車【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2019年4月10日 15時43分

ビットコインのブロックチェーン上におけるトランザクション数(取引数)は4月9日、570,761ブロックにて4億を超えたことが明らかとなった。ビットコイン誕生からちょうど10周年ということもあり、ビットコイン・コミュニティには祝福の空気が広がっている。

4月8日のビットコイン・コミュニティによるRedditでの投稿によれば、ビットコインのブロックチェーン上の570,761番目のブロックにてトランザクション数が400,001,789に達したとのことだ。これらトランザクションには、オンチェーンやオフチェーン、バッチングでの取引も含まれている。

ブロック・エクスプローラーを提供する「smartbit」でトランザクション数を確認すると、確かに処理されたトランザクション数が4億を超えていることが確認出来る。

先週、BTC価格が急上昇し、50万円(一時56万円)を突破、2019年の最高値を更新した。それに伴い、4月2日のトランザクション数は400,000以上を記録しており、ビットコインのマイナーが処理したトランザクションの数において、これは過去9番目に大きな値となっている。

過去最高のトランザクション処理数は、仮想通貨バブルの真っ只中である2017年12月14日に記録された490,644となっており、4月2日のトランザクション数が仮想通貨バブル期に記録された値の80%にまで迫った。

2017年12月14日当時のBTC価格は約180万円で、その後、200万円以上にまで価格は上がっている。このように価格が上昇することで、それに比例してトランザクション数が増加する傾向にあることが分かる。

取引高が急上昇したCMEビットコイン先物

先日には米最大手デリバティブ取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物取引の出来高が、先日の仮想通貨相場の高騰に伴い、大幅な伸びを見せている。

日本時間4月5日には、そのビットコイン先物取引の取引高は5億6300万ドル(約629億円)にまで達した。同取引所での全体取引契約数は2万2542で、1契約が5 BTCで取引されるため、総取引額は11万2710 BTCに相当する計算だ。

このような出来高から、米国の伝統的なデリバティブ取引所での大口投資家や機関投資家が動き出している可能性が高まっているだろう。

なお、4月1日の取引数は2162で、4月1日と5日の取引高と比較すると950%(およそ10倍)上昇している。

CMEのビットコイン先物が開始して以来、「仮想通貨の厳冬」を受け今年2月には過去最低の取引高を記録したが、4月2日より上昇を続けているビットコインの強気市場を踏まえて、先物市場への関心も回復しつつあるとされている。

(記事提供:コインポスト)

CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情

報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.