東京株式(前引け)=続落、金融株安などが足を引っ張り買い手控え続く
11日前引けの日経平均株価は前営業日比59円70銭安の2万1627円87銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億7027万株、売買代金概算は9923億5000万円。値上がり銘柄数は645、対して値下がり銘柄数は1407、変わらずは86銘柄だった。
きょう前場の東京市場は続落。前日の米株市場の上昇も上げ幅が小幅だったことでリスク選好ムードは盛り上がらず、外国為替市場では米長期金利の低下を映して1ドル=110円を割り込むドル安・円高に振れたことも買い手控え感を助長した。前場の売買代金もわずかながら1兆円大台に届かなかった。銀行株など金融セクターの下落を受けてTOPIXの下げが先行している。
個別では良品計画<7453>が急落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクの下げも目立つ。楽天<4755>、SUMCO<3436>も軟調。TDK<6762>も安い。スルガ銀行<8358>が大きく売られ、MonotaRO<3064>も下落した。半面、日本電産<6594>が高く、SMC<6273>も買われた。キリン堂ホールディングス<3194>が値上がり率トップに買われ、サイゼリヤ<7581>の上げも目立つ。イオンファンタジー<4343>、ウエルシアホールディングス<3141>なども高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)