明日注目すべき【好決算】銘柄 ダイコー通産、UUUM、ベクトル (12日大引け後 発表分)

注目
2019年4月14日 11時00分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ダイコー通産 <7673> [東証2]  ★今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も13円増額

◆19年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→6.8億円に14.1%上方修正。従来の8.7%減益予想から一転して4.3%増益見通しとなった。CATV・情報通信分野で光ファイバー関連や防災行政無線、病院ネットワークにかかる商材の販売が伸びることが寄与。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→63円に増額修正した。予想PERが11.1倍→9.7倍に低下する一方、期末配当利回りは3.88%に上昇し、割安感が強まった。

PRTIME <3922>   ★今期経常は28%増で5期連続最高益更新へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比33.5%増の4.9億円に拡大して着地。続く20年2月期も前期比27.5%増の6.3億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は地銀や他メディアとの提携効果などでニュースリリース配信サイトの利用企業が大きく伸びた。今期も利用企業の増加基調が継続し、25.2%の大幅増収を見込む。

UUUM <3990> [東証M]  ★6-2月期(3Q累計)経常が2.2倍増益、対通期計画91%進捗

◆19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の9.9億円に急拡大して着地。動画広告市場の拡大を追い風に、再生回数に連動するアドセンス収入や広告収入が大きく伸びたほか、所属ユーチューバーのグッズ販売も好調で、69.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

1月に上方修正した通期計画の10.9億円に対する進捗率は91.1%に達しており、さらなる業績上振れが期待される。

ダイト <4577>   ★6-2月期(3Q累計)経常が16%増益で着地

◆19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比15.7%増の37.5億円に伸びて着地。血圧降下剤や消炎鎮痛剤など後発医薬品向け原薬の販売が増加したほか、利益率の高い自社開発の後発医薬品も伸びた。販管費を抑制したことも増益につながった。

通期計画の43.5億円に対する進捗率は86.3%に達しており、業績上振れが期待される。

ベクトル <6058>   ★今期経常は66%増で10期連続最高益更新へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比2.4%増の30.2億円で着地。続く20年2月期は前期比65.6%増の50億円に拡大し、10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は東京五輪を間近に控えるなど、企業のマーケティング活動が活発化するなか、主力のPR事業でタレントの起用を大幅に増やし、顧客単価の上昇を図る。前期低迷したWebメディア事業や昨年7月に買収したあしたのチームの業績回復も増益に貢献する。

イワキ <8095>   ★12-2月期(1Q)経常は5.8倍増益で着地

◆19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比5.8倍の5.4億円に急拡大して着地。主力の外皮用剤で基礎的医薬品に指定された副腎皮質ホルモン・抗生物質配合剤の販売が拡大したことが寄与。医薬品原料分野では消化器系・脳血栓症原薬が好調だったほか、自社製造の抗アレルギー剤や受託の電子・機能性材料なども伸びた。

上期計画の9億円に対する進捗率は60.4%に達しており、業績上振れが期待される。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.