NYの視点:米4月NY連銀製造業景気指数は2年ぶり低水準から回復も見通しは冴えず

経済
2019年4月16日 7時35分

米国の4月NY連銀製造業景気指数は10.1と、2年ぶり低水準に落ち込んだ3月3.7から予想以上に回復した。昨年12月来で最高を記録した。同時に、不安も残る。6カ月先予想での将来のビジネス景況指数は12.4と、前月の29.6から17.2ポイント低下。3年ぶりの低水準に落ち込んだ。また、リセッション以降で2番目に低い水準となる。新規受注や出荷見通しも弱く、2019年の製造業は依然、苦戦していることが明らかになった。貿易摩擦に加えて、中国製造業の停滞などが影響している。

2019年の同指数の平均も6.6と、2018年の19.8を大きく下回ったまま。

また、price paidも弱く、FRBの様子見の方針を正当化する。

■米国の4月NY連銀製造業景気指数

景況指数:10.1(3月3.7)

新規受注:7.5(3月3.0)

仕入価格:27.3(34.1)

販売価格:14.0(18.1)

出荷:8.6(7.7)

入荷遅滞:7.0(1.4)

在庫水準:8.4(0)

受注残:-0.7(2.2)

雇用者数:11.9(13.8)

週平均就業時間:4.3(-3.4)

6カ月先予想

景況指数:12.4(29.6)

新規受注:20.5(29.0)

仕入価格:37.1(40.6)

販売価格:16.1(23.9)

出荷:22.7(27.7)

入荷遅滞:-2.1(6.5)

在庫水準:4.2(1.4)

受注残:0.0(5.8)

雇用者数:17.3(17.6)

週平均就業時間:11.2(10.1)

《CS》

提供:フィスコ

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