16日の株式相場見通し=短期急騰の反動で売り優勢、TAG交渉警戒で手控え

市況
2019年4月16日 8時33分

16日の東京株式市場は、きのうまでの3日続伸で日経平均株価が合計481円高と500円近い短期急騰をみせ、昨年12月4日以来約4カ月ぶりに2万2000円台を回復したという達成感もあることから、反動による利益確定売りが優勢となりそうだ。現地時間15日から始まっている日米物品貿易協定(TAG)交渉への警戒感も買い手控え要因となりそうだ。16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円90銭台での推移となっている。

15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比27.53ドル安の2万6384.77ドルと小幅反落した。ゴールドマン・サックスが決算発表を受け下落。これに伴い、バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースといった銀行株も軟調に推移した。ボーイングやキャタピラー、スリーエムといった資本財株も値を下げた。エヌビディアやアプライド・マテリアルズなど半導体株も安い。半面、アップルやアマゾン・ドット・コムは堅調。男子ゴルフのマスターズトーナメントで、タイガー・ウッズが優勝したことを受けナイキが高い。アナリストの投資判断引き上げでディズニーも上昇した。ナスダック総合株価指数は、同8.152ポイント安の7976.012と反落した。

日程面では、統一地方選・全国121町村長選などが告示、3月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、米3月の鉱工業生産・設備稼働率、上海モーターショー開幕(25日まで)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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