18日の米国市場ダイジェスト:NYダウ110ドル高、経済指標や企業決算を好感

市況
2019年4月19日 7時43分

■NY株式:NYダウ110ドル高、経済指標や企業決算を好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は110.00ドル高の26559.54、ナスダックは1.98ポイント高の7998.06で取引を終了した。3月小売売上高が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少し、S&P500やダウは買いが先行。ナスダック総合指数は小動き。その後は、原油安により下落に転じる場面も見られたが、主要企業決算が好感され堅調推移となった。セクター別では、資本財やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやエネルギーが下落した。

本日、ニューヨーク証券取引所に上場した写真共有サイトのピンタレスト(PINS)やビデオ会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)は、公開価格を大幅に上回る好調な出だしとなった。複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)やクレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)は、決算内容が好感され上昇した。一方で、金属大手のアルコア(AA)は、一株損失が予想より拡大したほか、今年のアルミ需要見通しを下方修正し下落した。

19日(金)は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で米国株式相場は休場となる。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:米経済指標の改善を受けてユーロ売り強まる

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円90銭から112円03銭まで上昇した後、一時111円85銭まで売られたが、111円95銭で引けた。市場想を上回った3月の米小売売上高や前週分の新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことから、米国経済の成長期待を受けたドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1254ドルから1.1226ドルまで下落し、1.1230ドルで引けた。ユーロ圏内の低調な経済指標を嫌気したユーロ売りは継続した。ユーロ・円は、125円92銭から125円65銭まで下落した。リスク回避的なユーロ売りが観測された。ポンド・ドルは、1.3022ドルから1.2979ドルまで下落した。ドル・スイスは、1.0115フランから1.0160フランまで一段高となった。ユーロ安・米ドル高を意識した値動きとなった。

■NY原油:小幅な反発で64.07ドル、ポジション調整的な売りは一巡

NY原油先物6月限は小幅な反発(NYMEX原油6月限終値:64.07 ↑0.20)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.20ドルの64.07ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは63.55ドル-64.24ドル。ポジション調整的な売りは一巡し、原油先物は底堅い動きとなった。米国経済の持続的な成長への期待も支援材料となった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 30.03ドル 0.00ドル(0.00%)

モルガン・スタンレー(MS) 47.55ドル -0.71ドル(-1.47%)

ゴールドマン・サックス(GS)205.91ドル -1.99ドル(-0.96%)

インテル(INTC) 58.49ドル -0.07ドル(-0.12%)

アップル(AAPL) 203.86ドル +0.73ドル(+0.36%)

アルファベット(GOOG) 1236.37ドル +0.03ドル(+0.00%)

フェイスブック(FB) 178.28ドル -0.50ドル(-0.28%)

キャタピラー(CAT) 143.36ドル +1.48ドル(+1.04%)

アルコア(AA) 26.66ドル -1.06ドル(-3.82%)

ウォルマート(WMT) 103.18ドル +0.02ドル(+0.02%)

スプリント(S) 5.77ドル +0.13ドル(+2.30%)

《SF》

提供:フィスコ

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