東京株式(大引け)=17円高、閑散商いのなか方向感が定まらない展開に

市況
2019年4月22日 15時49分

週明け22日の東京株式市場は、閑散相場の様相のなか、日経平均が前日終値を挟んで方向感の伴わない動きとなったが、大引けはプラス圏で着地した。

大引けの日経平均株価は前週末比17円34銭高の2万2217円90銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は8億6950万株、売買代金概算は1兆6263億2000万円。値上がり銘柄数は976、対して値下がり銘柄数は1058、変わらずは106銘柄だった。

きょうの東京市場は、前週末の米国株市場が休場だったこともあり、手掛かり材料が少ないなか方向感の定まりにくい地合いとなった。外国為替市場では1ドル=111円90銭近辺で落ち着いた動きで、主力輸出株にはポジティブな環境だったものの、前週の上げの反動で利益確定売りに押される銘柄が目立った。一方で建設や小売、不動産など内需株の一角が強い動きで全体を支えた。前場取引時間中は中国・上海株市場の値動きに神経質となり、上海株が寄り後に下げ幅を広げると、海外ヘッジファンド筋による先物売買を絡め、それに連動する形で日経平均が水準を切り下げる場面もあった。市場参加者不足のなか売買代金は閑散を極め、1兆6000億円台と一昨年12月29日以来1年4カ月ぶりの低水準となった。

個別では、大和ハウス工業<1925>が大きく反発に転じたほか、武田薬品工業<4502>も堅調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が高く、JT<2914>もしっかり。クボテック<7709>が急動意し値上がり率トップに買われ、パスコ<9232>は後半伸び悩んだとはいえ、一時ストップ高に買われる人気となった。ライク<2462>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、オプトラン<6235>なども値を飛ばした。

半面、売買代金断トツの任天堂<7974>だが、株価は利食いに押された。キーエンス<6861>、安川電機<6506>が軟調、東京エレクトロン<8035>も冴えない。かんぽ生命保険<7181>は下値模索が続いている。北の達人コーポレーション<2930>、KOA<6999>が急落したほか、ホシデン<6804>、TIS<3626>も大きく値を下げた。ツガミ<6101>も売られた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.