【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、手掛かり材料難のなかプラス圏で着地 (4月22日)

市況
2019年4月22日 16時25分

日経平均株価

始値  22188.62

高値  22280.19(09:50)

安値  22099.38(10:30)

大引け 22217.90(前日比 +17.34 、 +0.08% )

売買高  8億6950万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆6263億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅続伸、方向感が定まらない展開のなか結局プラス圏で着地

2.前週末の米株休場で手掛かり材料難、前場は中国株の影響で軟化する場面も

3.為替は円安水準でのもみ合いとなるが、輸出セクターには利益確定売り圧力

4.一方で建設、小売、不動産など内需の一角が堅調で全体相場を下支える展開

5.値上がり銘柄数を値下がりが上回り、全体売買代金は1年4ヵ月ぶり低水準

■東京市場概況

前週末の米国市場は、グッドフライデーの祝日で休場。

週明けの東京市場では、閑散相場の様相のなか、日経平均株価が前日終値を挟んで方向感の伴わない動きとなったが、大引けはプラス圏で着地した。

22日の東京市場は、週末の米国株市場が休場だったこともあり、手掛かり材料が少ないなか方向感の定まりにくい地合いとなった。外国為替市場では1ドル=111円90銭近辺で落ち着いた動きで、主力輸出株にはポジティブな環境だったものの、前週の上げの反動で利益確定売りに押される銘柄が目立った。一方で建設や小売、不動産など内需株の一角が強い動きで全体を支えた。前場取引時間中は中国・上海株市場の値動きに神経質となり、上海株が寄り後に下げ幅を広げると、海外ヘッジファンド筋による先物売買を絡め、それに連動する形で日経平均が水準を切り下げる場面もあった。市場参加者不足のなか東証1部の売買代金は閑散を極め、1兆6000億円台と一昨年12月29日以来1年4ヵ月ぶりの低水準となった。

個別では、大和ハウス工業<1925>が大きく反発に転じたほか、武田薬品工業<4502>も堅調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が高く、JT<2914>もしっかり。クボテック<7709>が急動意し値上がり率トップに買われ、パスコ<9232>は後半伸び悩んだとはいえ、一時ストップ高に買われる人気となった。ライク<2462>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、オプトラン<6235>なども値を飛ばした。

半面、売買代金断トツの任天堂<7974>だが、株価は利食いに押された。キーエンス<6861>、安川電機<6506>が軟調、東京エレクトロン<8035>も冴えない。かんぽ生命保険<7181>は下値模索が続いている。北の達人コーポレーション<2930>、KOA<6999>が急落したほか、ホシデン<6804>、TIS<3626>も大きく値を下げた。ツガミ<6101>も売られた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、大和ハウス <1925> 、テルモ <4543> 、コナミHD <9766> 、NTTデータ <9613> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。うち24円はユニファミマ1銘柄によるもの。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、TDK <6762> 、安川電 <6506> 。押し下げ効果は約35円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)建設業、(4)小売業、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)空運業、(3)その他製品、(4)証券商品先物、(5)保険業。

■個別材料株

△大和ハウス <1925>

前期経常を1%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△ディップ <2379>

200万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△ヨシムラHD <2884>

シンガポールの水産品加工メーカーを子会社化。

△DDHD <3073>

連結中期経営計画策定、2022年2月期に営業利益7%を目標。

△セントラル総 <3238> [東証2]

前期経常を一転37%増益に上方修正。

△マネフォ <3994> [東証M]

「コーポレートカード・コントロール」を三井住友カードと共同提供へ。

△イマジニア <4644> [JQ]

「Fit Boxing」が全世界出荷販売30万本を突破。

△インターアク <7725>

第10回新株予約権の取得および消却を発表。

△パスコ <9232>

前期経常を一転43%増益に上方修正。

△杉本商 <9932>

19年3月期の期末配当を10円増額へ。

▼ゲンダイ <2411> [JQ]

前期経常が一転減益で下振れ着地・今期は31%減益へ。

▼アジュバン <4929>

20年3月期は25%営業減益見通し。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)パスコ <9232> 、(2)ライク <2462> 、(3)ラクトJ <3139> 、(4)DDHD <3073> 、(5)大和ハウス <1925> 、(6)クボテック <7709> 、(7)ニチバン <4218> 、(8)ユニファミマ <8028> 、(9)メディシス <4350> 、(10)ウイルプラス <3538>

値下がり率上位10傑は(1)北の達人 <2930> 、(2)KOA <6999> 、(3)ホシデン <6804> 、(4)マルマエ <6264> 、(5)TIS <3626> 、(6)モバファク <3912> 、(7)シード <7743> 、(8)ネオス <3627> 、(9)Hamee <3134> 、(10)エイベックス <7860>

【大引け】

日経平均は前日比17.34円(0.08%)高の2万2217.90円。TOPIXは前日比1.69(0.10%)高の1618.62。出来高は概算で8億6950万株。東証1部の値上がり銘柄数は976、値下がり銘柄数は1058となった。日経ジャスダック平均は3437.70円(12.78円安)。

[2019年4月22日]

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