明日の株式相場見通し=手掛かり材料難でこう着状態、売買代金の減少を懸念
あす(23日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料難のなかで売り買いともに手控えられ、変動値幅の小さいこう着状態となりそうだ。今週末27日からの10連休を前にして、新たにポジションを積み増す動きは限定的となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前週末に欧米の主要株式市場がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日に伴い休場となったのに加え、きょうも英国、ドイツ、フランス、香港などがイースターマンデーの祝日で休場となることから、海外投資家の参加が限定的で、方向感に乏しい小幅なレンジでの推移となった。東証1部のきょうの売買代金は、1兆6263億円と、17年12月29日(1兆5465億円)以来約1年4カ月ぶりの極端な低水準にとどまった。海外勢の参加が少ないなか、国内個人投資家による中小型株への買いが目立った」との見方出ていた。
週明け22日の東京株式市場は、閑散相場の様相のなか、日経平均が前週末終値を挟んで方向感の伴わない動きとなったが、大引けはプラス圏で着地した。日経平均株価終値は、前週末比17円34銭高の2万2217円90銭と小幅続伸した。
日程面では、3月の全国百貨店売上高、3月の全国スーパー売上高に注目。海外では、日仏首脳会談が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)