東京株式(前引け)=反落、利益確定売りに押されるもTOPIXはプラス
23日前引けの日経平均株価は前営業日比52円49銭安の2万2165円41銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億627万株、売買代金概算は9814億2000万円。値上がり銘柄数は1072、対して値下がり銘柄数は956、変わらずは112銘柄だった。
きょう前場の東京市場は様子見気分の強い展開となった。前日の米株市場が軟調だったことを背景に、市場参加者不足のなかで目先利益を確定する動きが上値を重くしている。為替がややドル安・円高含みに推移していることも嫌気された。もっとも一部の値がさ株の下落が日経平均を押し下げる形となっている。値上がり銘柄数が値下がり数を上回っており、TOPIXはプラス圏で着地した。ただ、売買代金は低調で1兆円に届かなかった。
個別では任天堂<7974>が群を抜く売買代金をこなすなか株価は下値を探る展開。ファーストリテイリング<9983>も下落した。安川電機<6506>、楽天<4755>、昭和電工<4004>なども値を下げた。コクヨ<7984>は急落した。半面、かんぽ生命保険<7181>が久しぶりに反発、大和ハウス工業<1925>も上値指向。リクルートホールディングス<6098>も堅調。CEホールディングス<4320>が値を飛ばし、石油資源開発<1662>も値上がり率上位に買われた。富士電機<6504>も物色人気となった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)