明日の株式相場見通し=10連休目前で持ち高縮小の売り、決算反映した個別物色は継続

市況
2019年4月25日 16時40分

あす(26日)の東京株式市場は、翌27日からの異例の10連休を目前にして、日本の休場期間中の海外株式相場や外国為替市場での波乱への警戒感から、総じて持ち高を縮小するための売りが優勢となりそうだ。ただ、一方で19年3月期決算と20年3月期業績見通しの発表が前半のピークを迎え、取引時間中の開示も相次ぐことから、業績内容を反映した個別銘柄物色の流れは継続しそうだ。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が反落したことなどから寄り付きは売り先行のスタートとなった。しかし、外国為替市場で1ドル=112円前半へと約4カ月ぶりの円安・ドル高水準となったこともあって、売り一巡後は買い優勢となり、日経平均はほどなく前日比プラス圏に浮上した。また、きょうまで開かれた日銀金融政策決定会合で、金融緩和継続について“少なくとも2020年春ごろまで、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持することを想定している”としたことを受けて、株価指数先物に買いが入り、後場は上昇幅を広げた」との見方が出ていた。

25日の東京株式市場は、日経平均が寄り付きこそやや軟調でスタートしたものの、その後は漸次下値を切り上げる展開となり、年初来高値を更新した。日経平均株価終値は、前日比107円58銭高の2万2307円58銭と反発した。

日程面では、3月の鉱工業生産指数・完全失業率・有効求人倍率、3月の商業販売統計に注目。海外では、日米首脳会談、米1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.