【投資部門別売買動向】海外勢が3週合計で1.3兆円買い越す一手買いで上昇相場を牽引 (4月3週)

市況
2019年4月27日 6時50分

●海外投資家が3週合計で約1兆3000億円買い越す一手買いで上昇相場を牽引

東証が25日に発表した4月第3週(15日~19日)の投資部門別売買動向によると、日米貿易協議の無難通過で買い安心感が広がり日経平均株価が前週末比330円(1.51%)高の2万2200円と3週続伸し2万2000円台を回復したこの週は、海外投資家が3週連続で買い越した。買越額は5534億円と前週の1214億円から急拡大した。3週間合計の買越額は1兆2976億円に上る。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経平均先物とTOPIX先物の合計で3週連続で買い越し、買越額は2244億円と321億円から大幅に増えた。現物と先物の合算では7778億円の買い越しとなった。

一方、個人投資家は3週連続で売り越し、売越額は3117億円と前週の45億円から大きく膨らんだ。証券会社の自己売買部門も3週連続で売り越し、売越額は1305億円だった。

日経平均が3週続伸し2万2000円台を回復する中、海外投資家が3週連続で買い越し、3週合計の買越額が約1兆3000億円とほぼ一手買いで上昇相場を牽引した。

■投資部門別売買代金差額 (4月15日~19日)

東証・名証2市場の1・2部と新興企業向け市場の合計[総合証券ベース(全49社)]

※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

  海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )

4月 ―――

第3週     5,534    239  ▲3,117 [ ▲2,607  ▲509 ] 22,200円 ( +330 円)

第2週     1,214    343   ▲45 [  ▲689   643 ] 21,870円 ( +63 円)

第1週     6,227    617  ▲5,576 [ ▲4,032 ▲1,543 ] 21,807円 ( +601 円)

3月 ―――

第4週     ▲744    49    742 [   747   ▲4 ] 21,205円 ( -421 円)

第3週    ▲3,785   ▲328   ▲60 [   109  ▲169 ] 21,627円 ( +176 円)

第2週    ▲5,061   ▲796  ▲1,280 [ ▲1,157  ▲123 ] 21,450円 ( +425 円)

第1週    ▲5,688   ▲424   1,779 [   769  1,009 ] 21,025円 ( -577 円)

2月 ―――

第4週    ▲1,952    222   ▲896 [  ▲884  ▲12 ] 21,602円 ( +177 円)

第3週     ▲34   ▲734  ▲2,422 [ ▲1,936  ▲485 ] 21,425円 ( +524 円)

第2週     ▲655   1,026  ▲2,487 [ ▲1,883  ▲604 ] 20,900円 ( +567 円)

第1週    ▲1,536   ▲198    268 [  ▲331   600 ] 20,333円 ( -455 円)

1月 ―――

第5週    ▲1,294   1,064   ▲77 [  ▲331   253 ] 20,788円 ( +14 円)

第4週     1,201   ▲152   ▲757 [  ▲829   71 ] 20,773円 ( +107 円)

第3週     ▲542    259   ▲996 [  ▲887  ▲109 ] 20,666円 ( +306 円)

第2週    ▲2,905    385  ▲1,743 [ ▲1,004  ▲739 ] 20,359円 ( +797 円)

第1週    ▲2,086    208    416 [   198   218 ] 19,561円 ( -452 円)

12月 ―――

第4週     ▲578   1,409  ▲1,703 [  ▲636 ▲1,067 ] 20,014円 ( -151 円)

第3週    ▲3,263   1,120  ▲1,065 [ ▲1,163   97 ] 20,166円 ( -1208 円)

第2週    ▲1,613   1,415    218 [  ▲83   301 ] 21,374円 ( -303 円)

第1週    ▲5,955   2,031   2,220 [   695  1,524 ] 21,678円 ( -672 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。

※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。

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