16日の株式相場見通し=自動車株に買い先行も全般は手控え姿勢

市況
2019年5月16日 8時33分

16日の東京株式市場は、現地15日に複数の米メディアが、トランプ米政権が輸入自動車への追加関税発動に関する判断を先送りする方向で検討中と報じたのを受けて、自動車関連株に買いが先行することが予想されるものの、米中貿易摩擦に伴う日本企業全般への先行き業績不透明感は継続することから、買い手控え姿勢が強まりそうだ。16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円50銭台での推移となっている。

15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比115.97ドル高の2万5648.02ドルと続伸した。中国の経済指標が予想を下回ったほか、この日発表された米4月小売売上高もさえない内容だったことから、NYダウはマイナス圏で取引を開始した。ただ、「トランプ米大統領は輸入自動車に対する関税を最大6カ月延期する見通し」と報じられると貿易摩擦への警戒感が後退し、NYダウはプラス圏に浮上。一時、前日比で190ドル超上昇した。アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力IT関連株が高く、決算内容が好感されアリババ・グループも値を上げた。インテルやアプライド・マテリアルズなど半導体関連株もしっかり。半面、スリーエムやウォルマート、キャタピラーが安い。ナスダック総合株価指数は、同87.653ポイント高の7822.147と続伸した。

日程面では、青森県知事選告示(6月2日投開票)、4月の企業物価指数に注目。海外では、米4月の住宅着工件数、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.