チエルはカイ気配、前期営業益は上振れ着地で今期予想は2.7倍
学校教育向けのICT利活用支援などを手掛けるチエル<3933>がカイ気配を切り上げている。同社は15日取引終了後に、19年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比61.4%減の7700万円(従来予想は2700万円)と上振れ着地した。
売上高は同1.2%増の20億3000万円(従来予想は19億5200万円)となった。高校・大学市場向け製品の売り上げが増加したほか、子会社の大学市場向けeラーニング製品の売り上げが伸びたことなどが業績を押し上げた。
同時に公表した20年3月期通期の連結業績予想は、売上高21億円(前期比3.4%増)、営業利益2億1000万円(同2.7倍)を見込む。20年度から実施される新たな「学習指導要領」の公表などにより、情報活用能力の育成や授業の改善、教職員の業務改善を実現するためのICT環境整備が進むことが予想されるなか、市場ニーズを満たす新製品を継続的に投入するとともに、既存製品のバージョンアップにも積極的に取り組むとしている。
また、同日にはGoogleが提供する教育機関向けプログラム「Google for Education」の技術パートナー認定を取得したことも明らかにしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)