アルファ---19年3月期増収増益、「収益基盤の強化」「新事業・新商品開発」「人材育成」をさらに推進
アルファ<3434>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.2%増の603.44億円、営業利益が同0.1%増の32.15億円、経常利益が同5.5%増の32.91億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.7%増の21.39億円だった。
100年企業を目指し、2016年度からの3ヶ年中期経営計画の最終年を迎え、基本方針である「収益基盤の強化」「新事業・新商品開発」「人材育成」をさらに推し進めた。
自動車部品事業(日本)は、主要得意先の生産台数が減少したこと等により、売上高は前期比5.6%減の113.66億円、営業損失は1.56億円(前期は1.42億円の損失)となった。
自動車部品事業(北米)の売上高は前期比6.4%増の151.78億円となったが、原材料費及び固定費の増加等により、営業利益は同25.4%減の9.49億円となった。
自動車部品事業(アジア)は、中国における生産台数減少の影響があったが、ASEANでの生産台数増加等により、売上高は前期比3.1%増の209.90億円、営業利益は同22.1%増の12.03億円となった。
自動車部品事業(欧州)の売上高は前期比0.7%減の79.06億円、営業損失は0.26億円(前期は0.89億円の損失)となった。
セキュリティ機器事業(日本)は、戸建て向け電気錠の販売やコインロッカーの販売及びオペレーションの売上が順調に推移し、売上高は前期比6.7%増の90.66億円、営業利益は同6.6%増の9.76億円となった。
セキュリティ機器事業(海外)の売上高は前期比12.6%増の43.99億円、営業利益は同50.9%増の3.56億円となった。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.4%増の630.00億円、営業利益が同2.0%減の31.50億円、経常利益が同4.3%減の31.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.5%増の21.50億円を見込んでいる。
《SF》
提供:フィスコ