話題株ピックアップ【夕刊】(2):日電子、Dガレージ、リゾートトラ

注目
2019年5月16日 15時15分

■日本電子 <6951>  2,459円  +192 円 (+8.5%)  本日終値

日本電子<6951>が大幅高、年初来高値を更新した。分析機器や半導体関連装置など技術力の高さに定評があり、特に電子顕微鏡では世界最大手の座を不動のものとしている。15日取引終了後に発表した19年3月期決算は営業利益が前の期比70%増の66億7000万円と急拡大、20年3月期についても伸び率こそ鈍化するものの前期比6%増の71億円と成長トレンドを継続する見通し。電子顕微鏡が新製品を中心に好調なほか、産業機器部門では電子ビーム描画装置中心に売り上げを伸ばし全体業績を押し上げている。同日発表した中期経営計画では、2021年度の目標として営業利益99億円(前期実績比48%増)と強気の計画が示されており、これも株高を後押しした。

■三菱UFJリース <8593>  555円  +42 円 (+8.2%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は7%増で4期ぶり最高益、前期配当を4.5円増額・今期は1.5円増配へ」が好感された。

三菱UFJリース <8593> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比1.7%増の876億円になり、従来予想の840億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。20年3月期も前期比7.3%増の940億円に伸びを見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を19円→23.5円(前の期は18円)に増額し、今期も前期比1.5円増の25円に増配する方針とした。

⇒⇒三菱UFJリースの詳しい業績推移表を見る

■デジタルガレージ <4819>  3,530円  +260 円 (+8.0%)  本日終値

デジタルガレージ<4819>が大幅に続伸し、年初来高値を更新。同社はきょう、店頭に設置したQRコードを消費者のスマートフォンで読み取って支払う、読み取り支払い型のマルチQRコード決済ソリューション「クラウドペイ」の提供を開始したと発表。「クラウドペイ」は、1つのQRコードを店頭に設置するのみで、複数のQR・バーコード決済サービスを一括でより簡易に導入することができるサービス。NTTドコモ<9437>の「d払い」や、LINE<3938>の「LINE Pay」、メルカリ<4385>の「メルペイ」、中国アリババの「アリペイ」、中国テンセントの「ウィーチャットペイ」に対応するとしている。

■オプティム <3694>  2,264円  +164 円 (+7.8%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は4.5倍増益へ」が好感された。

オプティム <3694> が5月15日大引け後(15:15)に決算を発表。19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比64.1%減の1.4億円に落ち込んだが、20年3月期は前期比4.5倍の6.5億円に急拡大する見通しとなった。10期連続増収になる。

⇒⇒オプティムの詳しい業績推移表を見る

■フラベッドH <7840>  973円  +65 円 (+7.2%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は19%増益、前期配当を3円増額・今期も28円継続へ」が好感された。

フランスベッドホールディングス <7840> が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比9.4%減の23.6億円になったが、20年3月期は前期比18.6%増の28億円に拡大する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を25円→28円(前の期は25円)に増額し、今期も28円を継続する方針とした。

⇒⇒フラベッドHの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「5.09%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

■エイジス <4659>  3,535円  +230 円 (+7.0%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は6%増で5期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は5円増配へ」が好感された。

エイジス <4659> [JQ] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比15.7%増の38.2億円になり、20年3月期も前期比5.8%増の40.5億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、7期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を55円→65円(前の期は55円)に増額し、今期も前期比5円増の70円に増配する方針とした。

⇒⇒エイジスの詳しい業績推移表を見る

■IDEC <6652>  1,958円  +90 円 (+4.8%)  本日終値

IDEC<6652>は大幅続伸。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。今回発表の自社株買いでは、上限を250万株(発行済み株数の7.60%)、または50億円としており、取得期間は5月17日から12月30日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としている。

■リゾートトラスト <4681>  1,597円  +68 円 (+4.5%)  本日終値

リゾートトラスト<4681>は大幅に5日続伸。同社は会員制リゾートホテル国内首位を誇る。15日引け後に発表された19年3月期業績は、売上高が前の期比8.5%増の1795億4200万円、営業利益が同6.4%増の188億7700万円と最高益を更新した。「エクシブ六甲 サンクチュアリ・ヴィラ」と「ラグーナベイコート倶楽部」の開業に伴う不動産収益の増加に加え、ホテルレストラン等事業ではホテルの稼働率は回復基調が継続し、足元業績は順調に推移している。20年3月期の営業利益は前期比15.2%減の160億円との見通しだが、大手証券では「減益計画は想定通り」とし、すでに織り込み済みとみているほか、買収防衛策の撤回を発表したことも好感された。

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