スターティアホールディングス---19年3月期営業利益44.4%増、デジタルマーケティング関連事業が順調に推移
スターティアホールディングス<3393>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.7%増の119.07億円、営業利益が同44.4%増の5.17億円、経常利益が同52.3%増の5.73億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.3%減の3.23億円となった。
主力事業であるITインフラ関連事業は、約2万社超の中小・中堅企業の顧客基盤と強固なリレーションシップを図り、顧客の事業運営に必要なITインフラサービスを提供することで、安定的な収益拡大を担った。一方、デジタルマーケティング関連事業及びビジネスアプリケーション関連事業は、新たな事業の柱として、今後需要増加が見込まれる領域に対し、AR(拡張現実)や、MA(マーケティングオートメーション)ツール、RPA(Robotic Process Automation)やクラウドサービスなどを提供し、顧客の売上向上、生産性向上を支援した。また、海外での事業展開の強化及び国内外の成長企業への投資を行うことで、更なる事業拡大の機会創出を進め、2018年12月には、アジアクエストの第三者割当増資を引き受けた。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.7%増の128.22億円、営業利益が同2.2%減の5.06億円、経常利益が同12.1%減の5.04億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.3%減の2.90億円を見込んでいる。グループの主力事業であるデジタルマーケティング関連事業及びITインフラ関連事業における安定的なストック収益拡大、顧客の拡充に取り組むとともに、将来に向けた新規事業への投資を継続し、グループ全体の中長期的な企業価値向上を目指す方針。
《MH》
提供:フィスコ