前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年5月17日 5時20分

■ノーリツ鋼機 <7744>  1,630円 (-381円、-19.0%)

東証1部の下落率2位。ノーリツ鋼機 <7744> が3日ぶり急反落。15日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「今期税引き前は1%減益へ」が嫌気された。19年3月期の連結税引き前利益は前の期比10.7%減の54.3億円になり、20年3月期は前期比0.7%減の54億円とほぼ横ばい見通しとなった。3期連続減益になる。

■チェンジ <3962>  3,095円 (-700円、-18.5%) ストップ安

東証1部の下落率4位。チェンジ <3962> がストップ安。15日、同社が国内外で160万株の公募増資とオーバーアロットメントによる上限30万7500株の売り出しを実施するほか、既存株主による45万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約10%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は5月22日から24日までのいずれかの日に決定する。最大で約56億6300万円の調達資金については、新規事業やM&A、借入金返済などに充てる。同時に決算を発表。19年9月期上期(18年10月-19年3月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.2倍の4.4億円に急拡大したが、こちらへの反応は限定的となった。

■住友精化 <4008>  3,460円 (-700円、-16.8%) ストップ安

東証1部の下落率5位。住友精化 <4008> がストップ安。15日大引け後に決算を発表。「今期経常は31%減益へ」が嫌気された。19年3月期の連結経常利益は前の期比13.1%減の86.3億円になり、20年3月期も前期比30.5%減の60億円に落ち込む見通しとなった。3期連続減益になる。

■旭ダイヤ <6140>  624円 (-108円、-14.8%)

東証1部の下落率8位。旭ダイヤモンド工業 <6140> が急反落。15日大引け後に決算を発表。「今期経常は37%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。19年3月期の連結経常利益は前の期比38.7%減の31億円になり、20年3月期も前期比37.3%減の19.5億円に落ち込む見通しとなった。同時に、前期の年間配当を13円→14円(前の期は13円)に増額し、今期は前期比4円減の10円に減配する方針とした。

■ヤマシン―F <6240>  549円 (-66円、-10.7%)

ヤマシンフィルタ <6240> が急反落。15日大引け後に決算を発表。「前期経常が下振れ着地・今期は16%減益へ」が嫌気された。19年3月期の連結経常利益は前の期比5.0%増の19.1億円に伸びたが、従来予想の23.7億円を下回って着地。20年3月期は前期比16.4%減の16億円に減る見通しとなった。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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