エムアップ---19年3月期増収、事業基盤の拡大と多様化を推進

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2019年5月17日 8時27分

エムアップ<3661>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比87.9%増の69.19億円、営業利益が同30.4%増の4.03億円、経常利益が同3.7%増の4.50億円、親会社株主に帰属する当期純損失が22.69億円(前期は0.96億円の利益)となった。

コンテンツ事業の売上高は57.66億円、セグメント利益は6.30億円となった。EMTGを子会社化したことに伴い、同社グループにて運営するファンクラブ・ファンサイト並びにその有料会員数は大幅に増加した。また、多様化する利用者ニーズへの対応と、収益獲得のための間口の拡大に努めた。既存のファンクラブサイトは、会員数維持や単価上昇のための施策を講じた。その他、アイドルグループとのコラボレーション公式ファンアプリにおいて、機能追加や大型アップデートを行うとともに、各種キャンペーンを展開した。

EC事業の売上高は前期比161.7%増の5.96億円、セグメント利益は同732.0%増の2.05億円となった。ファンクラブサイト等を通じた直販と、レコード会社の公式販売サイトの運営管理の両面から事業を展開し、音楽映像商品の販売が堅調に推移した。アーティスト関連以外では、人気アニメ「エヴァンゲリオン」の公式オンラインストアの制作、運営を受託した。

チケット事業の売上高は4.96億円、セグメント利益は1.23億円となった。音楽はもちろん、スポーツやレジャー施設まで幅広く電子チケットサービスを提供した。有力アーティストのコンサートやスポーツイベントへの電子チケットの導入が好調に進み、この1年間では前年比約2倍となる約200万枚へと発券枚数を大きく増加させ、電子チケット業界有数の規模となった。また、周辺の事業領域も順調に拡大した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比46.0%増の101.00億円、営業利益は同103.5%増の8.20億円、経常利益は同82.2%増の8.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同123.5%増の5.33億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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