エバラ食品工業---19年3月期は「黄金の味」の価値訴求を軸とした販売活動等により大幅増益を達成

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2019年5月17日 12時55分

エバラ食品工業<2819>は15日、2019年3月期(18年4月-19年3月)連結決算を発表した。売上高は前期比1.8%増の513.06億円、営業利益は同62.7%増の23.92億円、経常利益は同60.9%増の24.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同40.4%増の16.49億円と大幅増益を達成した。

売上面では、テレビCMや消費者キャンペーン等のプロモーション施策や、夏場以降野菜価格が安価に推移した影響等により、『浅漬けの素』が売上を伸ばしたほか、特注品や海外事業等の貢献による業務用商品の業績寄与や、顧客ニーズの効果的な取り込みにより物流事業の売上が伸長した。利益面では、『黄金の味』の価値訴求を軸とした販売活動の継続による利益貢献のほか、ポーション調味料、業務用商品の収益力の向上により利益面で大きく貢献した格好である。また、期末配当金も前回予想の1株当たり15円から5円増配させ20円に修正。年間配当金は中間配当15円を含め35円となる予定である。

2020年3月期通期予想については、「黄金の味」に続く基幹ブランド商品の収益力強化に向けたマーケティングコストの投下等により利益面は前期実績を下回るも、「黄金の味」やポーション調味料等の価値提案型の施策を通じた拡販により、売上高は前期比2.3%増の524.84億円、営業利益は同5.1%減の22.70億円、経常利益は同5.1%減の23.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.2%減の15.30億円としている。また、1株当たり年間配当予想額は前期比1円増配となる36円。内訳は、第2四半期末に18円、期末に18円。

《SF》

提供:フィスコ

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