サイバーリンクス---1Qは大幅な増益、ITクラウド事業・モバイルネットワーク事業ともに利益増
サイバーリンクス<3683>は14日、2019年12月期第1四半期(19年1-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比17.0%増の28.71億円、営業利益が同205.0%増の1.87億円、経常利益が同200.0%増の1.87億円、四半期純利益が同234.3%増の1.26億円となった。
ITクラウド事業の売上高は前年同期比32.9%増の18.13億円、セグメント利益(経常利益)は0.92億円(前年同期は0.06億円の損失)となった。流通業向けクラウドサービス分野は、主力サービスの流通食品小売業向け基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」や、卸売業向けのクラウド型EDIサービスなどの提供拡大により、定常収入が増加した。官公庁向けクラウドサービス分野も、防災行政無線デジタル化等の工事案件が大幅に増加し、売上高、利益ともに、前年同期を上回った。
モバイルネットワーク事業の売上高は前年同期比3.0%減の10.58億円、セグメント利益(経常利益)は同21.4%増の1.44億円となった。iPhone及びiPadの販売台数は前年同期に比べて増加したが、フィーチャーフォンやAndroid搭載のスマートフォンの販売台数は減少し、携帯電話端末全体の販売台数は前年同期を下回った。他方で、端末の高機能化や、店頭手数料体系の見直しの実施により、端末一台当たりの販売単価と利益率が上昇した。
2019年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比6.9%増の103.54億円、営業利益が同19.9%増の6.05億円、経常利益が同18.7%増の6.10億円、当期純利益が同14.2%増の3.66億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ