東京株式(前引け)=反落、米ハイテク株安を引き継ぎ下値模索
23日前引けの日経平均株価は前営業日比175円50銭安の2万1107円87銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億8108万株、売買代金概算は1兆437億9000万円。値上がり銘柄数は759、対して値下がり銘柄数は1291、変わらずは89銘柄だった。
きょう前場の東京市場は売り先行で始まり、その後も日経平均は下げ幅を広げる展開。米中貿易摩擦に対する警戒感からリスク回避の動きが優勢となっている。米政府が中国の監視カメラ企業に対する輸出禁止措置を検討していることが伝わり、米ハイテク株安を引き継ぐ形で東京市場でも半導体や電子部品株などを中心に幅広く売りが出て、全体指数を押し下げた。為替が円高含みに推移したことや、中国株や香港株などアジア株が総じて安いことも嫌気された。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が大幅安、ソニー<6758>への売りも目立つ。TDK<6762>が大きく下値を探り、東京エレクトロン<8035>も安い。日立製作所<6501>も値を下げた。インターアクション<7725>が急落、日本ライフライン<7575>、エムアップ<3661>なども大幅下落となった。半面、任天堂<7974>が堅調、リクルートホールディングス<6098>もしっかり。メディカル・データ・ビジョン<3902>が値を飛ばし、西松屋チェーン<7545>も買われた。マルハニチロ<1333>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)