伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月28日記)
日経平均株価は、5月20日の高値2万1430円が戻り高値となって、すでに下降の流れへ入っているか、しばし2万1000~2万1500円程度のレンジでの動きへ入っているかのどちらかが考えられます。
レンジ内の動きであっても、もちあいを経過する過程で、下値堅さを再確認して、上昇を開始する展開にはならない公算です。
本年は、4月24日の高値2万2362円が最高値となって、年末へ向けて下げの流れを作るという見方が有力です。
なお、現在がすでに下降の流れへ入っているなら、本日は、昨日の高値2万1232円付近で強く上値を抑えられて、早い時間帯から下げの流れへ入る公算です。
本日の価格が上昇するなら、現在がもちあいの途中で、目先はいったん2万1430円を越える程度まで上昇する可能性が大きくなります。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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