明日の株式相場見通し=買い見送り姿勢継続で日経平均は下値模索

市況
2019年5月29日 17時09分

あす(30日)の東京株式市場は、米中貿易摩擦が長期化するという懸念が強まるなかで、投資家の買い見送り姿勢が継続することが予想され、日経平均株価は下値模索の推移となりそうだ。また、外国為替市場での円高・ドル安進行への警戒感も買い手控えにつながりそうだ。

市場関係者からは「トランプ米大統領が27日に中国との貿易交渉を巡り“中国は合意したがっているが、私たちにはその用意がない”と述べたことなどから、米中貿易摩擦が長期化するとの見方が強まり、28日のNYダウ平均株価が前週末比237ドル安と大幅反落した。これを受けて、きょうの東京株式市場は、半導体関連や電子部品株を中心に売り優勢となり、日経平均は一時、前日比375円安まで売り込まれる場面があった。その後はやや下げ渋ったものの、狭いレンジでの2万1000円攻防に終始した」との見方が出ていた。

29日の東京株式市場は、リスク回避の売りに日経平均は寄り付きから下値模索の動きとなり、取引時間中に一時2万1000円台を割り込む展開となった。日経平均株価終値は、前日比256円77銭安の2万1003円37銭と3日ぶり反落した。

日程面では、ソフトウェアテストを中心としたソフトウェアの品質に関する総合的なサービスの提供を手掛けるバルテス<4442>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、経団連定時総会に注目。海外では、米1~3月期の国内総生産(GDP)改定値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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