東京株式(前引け)=続落、米株波乱含みの下げでリスクオフ
30日前引けの日経平均株価は前営業日比178円46銭安の2万824円91銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億6189万株、売買代金概算は9465億2000万円。値上がり銘柄数は497、対して値下がり銘柄数は1557、変わらずは86銘柄だった。
きょう前場の東京市場は米国株市場が値を崩し買い手控えムードが強まる中、東京市場は主力株をはじめ広範囲に売られ日経平均が続落となった。米中摩擦の長期化を背景に世界景気の減速が警戒され、世界的に株式から債券に資金シフトが起きている。このリスク回避の流れが全体相場に重荷となっている。中国株や香港株も軟調な動きで投資家のセンチメントを悪化させており、前引け時点で全体の7割強の銘柄が値を下げた。売買代金は1兆円を下回っている。
個別ではファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>が安く、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。花王<4452>、資生堂<4911>も値を下げた。日立製作所<6501>も安い。共立メンテナンス<9616>が急落、鎌倉新書<6184>も大幅安。レンゴー<3941>、ベクトル<6058>も大きく値を下げた。半面、東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>が堅調、三菱商事<8058>もしっかり。オプティム<3694>が値を飛ばし、ライフコーポレーション<8194>、タケエイ<2151>も値を飛ばした。三洋化成工業<4471>も大幅高。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)