日経平均は3日続落、米・メキシコ摩擦懸念でまたも売り先行/後場の投資戦略

市況
2019年5月31日 12時26分

日経平均 : 20780.76 (-161.77)

TOPIX  : 1521.68 (-10.30)

[後場の投資戦略]

前日の米国株の反発を受け、日本株も自律反発の動きに期待したかったところだが、トランプ米政権の対外的な強硬姿勢の影響が直撃する格好となった。不法移民流入を巡る不満からトランプ氏がメキシコからの輸入品に追加関税を課す意向を示し、日本企業でもメキシコに工場を置く自動車メーカーを中心に懸念が広がっている。また、中国の5月PMIの予想下振れも加わり、日経平均は午前10時過ぎにこの日の安値を付けた。ただ、朝方の売り一巡後はここ数日と同様に下げ幅を縮小している。中国・上海株はPMI下振れにもかかわらず、景気刺激策への期待から小高く推移。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れも期待される。

しかし、足元でも円相場が強含みで推移している点は警戒しておきたい。連日で海外情勢を受けたギャップダウンスタートとなっていることを考慮すると、積極的な押し目買いも入れづらいところだ。後場の日経平均は軟調もみ合いの展開を想定しておきたい。(小林大純)

《HI》

提供:フィスコ

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