本日注目すべき【好決算】銘柄 大和コン、はてな、トリケミカル (31日大引け後 発表分)
5月31日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
大和コン <3816> [JQ] ★今期経常を17%上方修正・4期ぶり最高益更新へ
◆19年7月期第3四半期累計(18年8月-19年4月)の連結経常利益は前年同期比32.1%増の3.5億円に拡大して着地。生産性向上や省力化へのシステム投資需要が高まるなか、ソフトウェア開発関連の売り上げが伸びたことが寄与。採算を重視した受注に加え、販管費を抑制したことも大幅増益に貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.3億円→3.9億円に16.9%上方修正。増益率が1.2%増→18.3%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
はてな <3930> [東証M] ★今期経常最高益予想を25%上乗せ
◆19年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億5300万円→4億4300万円に25.5%上方修正。増益率が5.4%増→32.2%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。オウンドメディア構築ツール「はてなブログMedia」の導入企業が伸びることが寄与。ITインフラ投資で選定した技術セットがコスト削減に効果的でデータセンター利用料が減少するほか、人件費が想定を下回ることも利益を押し上げる。
トリケミカル <4369> ★2-4月期(1Q)経常は70%増益で着地
◆20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比69.8%増の9.1億円に拡大して着地。台湾・韓国を中心とする東アジアで先端半導体向け化学材料などの販売が伸びたことが寄与。持分法による投資利益が大幅に増加したことも増益に大きく貢献した。
上期計画の13.9億円に対する進捗率は65.5%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース