トランスGが急反発、国立がん研究センターと新規肺がんマーカーに関する共同研究契約を締結
トランスジェニック<2342>が急反発している。3日の取引終了後、国立がん研究センター(東京都中央区)と、新規肺がんマーカーに関する共同研究契約を同日付で締結したと発表しており、これが好感されている。
同共同研究は、国立がん研究センター研究所早期診断バイオマーカー開発部門ユニット長・本田一文氏らが発見した、小細胞性肺がんの診断に有用な新規腫瘍マーカーと考えられているスプライスバリアント型α-アクチニン-4に対して、トランスGのGANPマウス技術を用いて作製した特異抗体を用いて検出システムを構築し、臨床診断薬として実用化することを目指すもの。同新規肺がんマーカーに関する特許は、既に米国、日本及び欧州で特許査定を受けており、今回の共同研究により知的財産権の付加価値を高め、収益化に向けた取り組みを行うという。なお、同件による20年3月期業績への影響はないとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)