米国株見通し:年内利下げ観測の高まりでセンチメントやや改善も

市況
2019年6月4日 18時49分

S&P500先物  2761.75(+12.25) (18:15現在)

ナスダック100先物  7032.25(+38.50) (18:15現在)

18時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は100ドル高程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、4日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。

世界的な通商摩擦の拡大による景気減速への懸念が根強い。中国外務省は本日、通商交渉の停滞は米国が合意を破ったことが原因とし、権利と国益を守る「決意と能力がある」と表明しており、長期戦の構えを示している。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ観測がここに来て急速に高まりつつあり、投資家センチメントはある程度は改善する面があるとみられる。NY原油先物は、ドル安による割安感や米国内の在庫減少予想が下支えとなり、底堅い展開が見込まれる。

本日発表となる米国の経済指標は、4月製造業受注と4月耐久財受注改定値。なかでも、製造業受注は再びマイナス転落が予想されており、株式市場にはネガティブな材料になる可能性がある。ウィリアムズNY連銀総裁、パウエル米FRB議長、ブレイナード米FRB理事らの発言機会も注目される。決算発表は、ティファニー、セールス・フォース、ゲームストップなどが予定されている。

《KK》

提供:フィスコ

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