NY株式:NYダウ181ドル高、原油高を好感

市況
2019年6月7日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.09ドル高の25720.66、ナスダックは40.08ポイント高の7615.55で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まるなか、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を20年半ばまで据え置くとしたものの、ドラギ総裁の会見を受けて当局が金融緩和に積極的ではないとの見方が広がり、寄付き後からもみ合う展開となった。その後は、原油相場の上昇が好感されたほか、トランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため、同国への関税引き上げ延期を検討していることが伝わり、引けにかけて堅調推移となった。セクター別では、エネルギーや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で、運輸や自動車・自動車部品が下落した。

原油相場の上昇で、石油大手のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー銘柄が堅調推移。半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、モルガン・スタンレーによる投資判断引き上げを受け大幅上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は、北米販売台数が過去最高に達したことが報じられ上昇。一方で、百貨店のメーシーズ(M)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。食品会社のJMスマッカー(SJM)は、決算発表で売上高が予想を下振れ軟調推移となった。

国際通貨基金(IMF)は、2019年の米経済の成長見通しを上方修正したものの、貿易摩擦の激化や金融市場の軟化で景気拡大が鈍化する可能性を指摘した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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