概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、弱い経済指標が圧迫材料

市況
2019年6月7日 9時50分

【ブラジル】ボベスパ指数 97204.85 +1.26%

6日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1206.10ポイント高(+1.26%)の97204.85で取引を終えた。96001.79から97461.97まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が好感された。5月の自動車販売台数は24万5440台となり、前月の23万1936台を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。ほかに、米株高がブラジル株にも買い安心感を与えた

【ロシア】MICEX指数 2728.25 +0.98%

6日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比26.41ポイント高(+0.98%)の2728.25で取引を終了した。2700.30から2731.73まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。利下げ観測が好感された。ロシア中央銀行は6日、近く利下げする可能性を示唆した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 39529.72 -1.38%

6日のインドSENSEX指数は続落。前日比553.82ポイント安(-1.38%)の39529.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.90ポイント安(-1.48%)の11843.75で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標が圧迫材料。5月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)は50.2となり、前月の51を下回ったほか、1年ぶりの低水準を記録。インドの国内総生産(GDP)に占めるサービス業のウエートが高いため、一段の景気減速懸念が高まっている。また、中国本土や東京市場が軟調な展開を示したことも、インド株の売り圧力を強めた。

【中国本土】上海総合指数 2827.80 -1.17%

6日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.62ポイント安(-1.17%)の2827.80ポイントと6日続落した。約3カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

米中貿易戦争の長期化・激化に対する警戒感が重し。貿易摩擦を背景に、中国景気の先行き不安が改めて意識されている。国際通貨基金(IMF)は5日、中国の2019年の国内総生産(GDP)成長率予想を6.2%に0.1ポイント下方修正した(4月時点で6.3%予想)。また、あす(7日)は端午節で休場。連休を前に、買いを手控えるスタンスも強まった。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.