明日注目すべき【好決算】銘柄 アイル、ポールHD、ミライアル (7日大引け後 発表分)

注目
2019年6月9日 11時00分

7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

アイル <3854> [東証2]  ★今期経常最高益予想を32%上乗せ

◆19年7月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→9.5億円に31.9%上方修正。増益率が31.9%増→74.0%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の基幹業務管理システム、複数ネットショップ管理システムの売り上げがともに堅調に推移する中、販管費が想定を下回ることが利益を押し上げる。

菊池製作 <3444> [JQ]  ★前期経常を3倍上方修正、配当も3円増額

◆19年4月期の連結経常損益を従来予想の4000万円の黒字→1億1800万円の黒字(前の期は1億1100万円の赤字)に3.0倍上方修正。試作・金型製品や量産製品の販売が堅調に推移する中、関係会社の業績改善で持分法投資損失が減少したことが上振れの要因となった。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の7円→10円(前の期は7円)に大幅増額修正した。

ポールHD <3657>   ★2-4月期(1Q)経常は34%増益で着地

◆20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比33.6%増の7億円に拡大して着地。主力のデバッグ・検証事業でアミューズメント機器向け受託案件が増加したことが寄与。ネットサポート事業ではECサイトのカスタマーサポートに加え、AI関連やQRコード決済向けサービスが好調だった。

システムディ <3804> [JQ]  ★上期経常を一転20%増益・最高益に上方修正

◆19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益を従来予想の2.3億円→3.5億円に52.8%上方修正。従来の21.2%減益予想から一転して20.5%増益を見込み、2期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなった。パッケージソフトの高品質化による収益向上に加え、サポート・クラウドなどのストック収入が増えたことが寄与。

ミライアル <4238>   ★2-4月期(1Q)経常は92%増益で着地

◆20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比91.5%増の5.4億円に拡大して着地。リユース品使用の落ち着きなどを背景に、シリコンウエハー出荷容器の販売が増加したことが寄与。電動自動車用モーターや工業用サーボモーター関連向け成形機の伸長も大幅増益に貢献した。

上期計画の5.5億円に対する進捗率は98.5%に達しており、業績上振れが期待される。

ユークス <4334> [JQ]  ★2-4月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過

◆20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は4億8100万円の黒字(前年同期は9800万円の赤字)に浮上して着地。受託タイトルのプレイステーション4用ソフト「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」が4月に世界同時発売となったほか、ライセンス契約に基づくロイヤルティ収入が発生したことが寄与。為替差益が増加したことも黒字浮上に貢献した。

上期計画の4億3300万円をすでに11.1%も上回っており、業績上振れが期待される。

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