話題株ピックアップ【夕刊】(3):ルネサス、HIS、窪田製薬HD

注目
2019年6月10日 15時23分

■ルネサス <6723>  500円  +6 円 (+1.2%)  本日終値

ルネサスエレクトロニクス<6723>が続伸。同社はきょう、上海フォルクスワーゲンと4月にオートモーティブ・エレクトロニクス共同研究所を設立したことを明らかにした。この共同研究所は、中国の自動車市場に向けた次世代のデジタルコクピットや車載制御システムをはじめとする最新の車載用アプリケーションの研究開発を加速することが主な目的。上海フォルクスワーゲンの次世代車載電子プラットフォーム開発に向けて、ソフトウェアモジュール開発やシステム統合の実現を支援するとしている。

■夢真ホールディングス <2362>  735円  +8 円 (+1.1%)  本日終値

夢真ホールディングス<2362>が続伸。7日の取引終了後、自社株取得期間を9月30日まで延長すると発表したことが好感されている。同社は昨年12月19日に270万株(発行済み株式数の3.62%)、20億円を上限とする自社株買いを発表。取得期間は昨年12月20日から今年6月19日までとしていた。

■イトクロ <6049>  1,867円  -500 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値

教育関連の口コミポータルサイトを運営するイトクロ<6049>がストップ安。同社は7日取引終了後に、19年10月期通期の単独業績予想を修正。営業利益見通しは、従来の23億5000万円から14億円(前期比30.0%減)に下方修正した。売上高予想も46億5000万円から43億5000万円(同3.2%減)に減額修正。Googleの広告枠に対するテクノロジー変更などに伴いリスティング広告の費用が高騰したことや、事業成長に向けた投資を実施することなどが影響するとしている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,844円  -441 円 (-13.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

エイチ・アイ・エス<9603>が急反落し、年初来安値を更新した。7日の取引終了後に発表した第2四半期累計(18年11月~19年4月)連結決算は、売上高3778億3900万円(前年同期比10.7%増)、純利益49億6400万円(同37.9%増)となったが、2~4月期では16.3%営業減益となったことが嫌気された。活況な欧州旅行とゴールデンウィークの取り込み、新規連結4社の寄与などで売り上げ高は増収となったものの、子会社ハウステンボスが入場者数の減少などで減益となった。また、ウォーターマークホテル売却や開業費用の増加などの影響で、ホテル事業が減益となったことも響いた。なお、19年10月期通期業績予想は、売上高7860億円(前期比7.9%増)、営業利益200億円(同10.6%増)、純利益110億円(同0.6%減)の従来見通しを据え置いている。

■Jエスコム <3779>  127円  +30 円 (+30.9%) ストップ高   本日終値

7日に発表した「中国マーケティング企業と業務提携」が買い材料。

中国市場における理美容事業の戦略的パートナーとして、中国最大級のインフルエンサーマーケティング企業と業務提携。

■窪田製薬HD <4596>  398円  +80 円 (+25.2%) ストップ高   本日終値

窪田製薬ホールディングス<4596>はストップ高。同社は10日の取引開始前、スターガルト病を適応症として開発する新薬候補「エミクススタト塩酸塩」が、欧州医薬品庁(EMA)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)としての指定を受けたと発表した。エミクススタトは米国・食品医薬品局(FDA)からもスターガルト病のオーファンドラッグ指定を受けている。スターガルト病は、徐々に光受容体が損傷し、視野の欠損、色覚異常、ぼやけなど様々な視力低下の症状が生じる遺伝性疾患で、8000~1万人にひとりが罹患すると言われている。

■日本テレホン <9425>  487円  +80 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

日本テレホン<9425>はストップ高。同社は東京、大阪で携帯電話販売店を展開している。政府が検討する携帯電話の利用料を巡る対策について、2年契約の途中で解約する際の違約金を現在の9500円から1000円以下にする、と週末に複数のメディアが報道している。これを受け、利用者が乗り換えやすくなることから同社が恩恵を受けるとの思惑買いが流入しているようだ。

■ソフトマックス <3671>  3,265円  +504 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

7日、ソフトマックス <3671> [東証M]が6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■セキド <9878>  979円  +150 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

セキド<9878>が後場動意づき、ストップ高まで買われた。同社はきょう、中国の大学である北方黄金珠宝学院と提携することで合意したと発表。これが株価を刺激したようだ。この提携は、5月に業務提携した中国の新幹線教育グループ及び遼寧省選出の曲静議員の紹介によって実現。日本で仕事をしたい北方黄金珠宝学院の学生に対し、同社が運営するブランドショップ「GINZA LoveLove」への就職をサポートするほか、要望があれば自社以外にも紹介するとしている。

■アイル <3854>  1,390円  +210 円 (+17.8%) 一時ストップ高   本日終値

アイル <3854> [東証2]が急騰。7日大引け後、19年7月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→9.5億円に31.9%上方修正。増益率が31.9%増→74.0%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の基幹業務管理システム、複数ネットショップ管理システムの売り上げがともに堅調に推移する中、販管費が想定を下回ることが利益を押し上げる。同時に発表した19年7月期第3四半期累計(18年8月-19年4月)の同利益は前年同期比63.9%増の6.5億円だった。併せて、複数ECサイト一元管理ASPサービス「CROSS MALL」がAmazonが提供する商品の在庫保管・配送代行サービス「FBA マルチチャネルサービス」に対応したと発表。これにより、「CROSS MALL」に組み込まれた各ECサイトの注文データを一括で「FBA マルチチャネルサービス」へ出荷依頼することが可能となるという。

■No.1 <3562>  1,038円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

No.1<3562>が大幅高で4連騰、4ケタ大台を一気に回復した。OA機器やサーバーなどを販売するほか、利益率の高い自社企画の情報セキュリティー商品を取り扱い、業績を大きく伸ばしている。19年2月期は営業利益段階で前期比19%増の3億3000万円と2割近い伸びを達成したが、20年2月期以降も増益基調が続く見通し。光通信<9435>とWebマーケティングによる各種情報通信端末の販売事業に関する提携を行っており、これも株価を強く刺激している。

■システム ディ <3804>  693円  +100 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

システム ディ <3804> [JQ]がストップ高。7日大引け後、19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益を従来予想の2.3億円→3.5億円に52.8%上方修正。従来の21.2%減益予想から一転して20.5%増益を見込み、2期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。パッケージソフトの高品質化による収益向上に加え、サポート・クラウドなどのストック収入が増えたことが寄与。なお、通期の同利益は従来予想の4.4億円(前期は3.8億円)を据え置いた。

●ストップ高銘柄

大木ヘルス <3417>  1,003円  +150 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

理研グリーン <9992>  573円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

イトクロ <6049>  1,867円  -500 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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