6月FOMCは金利据え置きの公算

経済
2019年6月13日 15時31分

米労働省が12日発表した5月消費者物価指数(CPI)は、前年比+1.8%と、市場予想の同比+1.9%を下回った。また、5月消費者物価コア指数は前年比+2.0%で市場予想の同比+2.1%を下回った。インフレ関連指標が市場予想を下回ったことから、早期利下げ観測が広がったが、家賃や医療費の価格が上昇していることを理由に、「6月18-19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利下げが決定される可能性はかなり低い」との見方が広がっている。

6月18-19日開催のFOMC会合では、早期利下げの必要性について議論されるとみられているが、市場関係者の間では「利下げは7月以降になる」との見方が多い。「米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを急がない方針をしばらく維持するのではないか?」との指摘も出ている。年内複数回の利下げ実施の可能性はかなり高いものの、雇用、個人消費、物価に関連する指標が悪化しない場合、年内3回以上の利下げが行なわれる可能性は低いとみられる。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.